「きょうはなんだかついてない」 ママの声

なんだかついてないことばかりが起こって、だんだんイライラしてくるワンちゃん。
そういうときってあるある！と思います。
どんどん悪循環になってしまうけれど、ある１つの些細な出来事で状況が好転します。少しのきっかけで、あとは心の持ちようでハッピーになれるんだと考えさせられるほほえましく可愛いお話です。

いやなゆめみてめがさめたあさは・・・からお話が始まります。
僕のチューリップだけが咲いてない、僕のパンケーキが小さい（感じがする）
うちの娘は『分かる！分かる！こんな日あるよね〜』だって。
『いやなことってなんだか一緒にくるんだよね』だって・・
そんな日って子どもにもあるんですかね。例えば？「宿題が多いのに計算ドリル忘れちゃうとか」
それって・・単に自分がうっかりだけなんじゃ〜？？


とうとうわんちゃん大声で泣いちゃった！
でも泣くって不思議。すっきりしたり、周りの人が大変なことに気がついてくれたするみたい。

ひとつ、優しい言葉をもらうとあら不思議・・・
なんだかいいことも一緒にくるみたいで・・
これもわが娘は『ある、ある・・こんなの』だって、
本能で生きているなぁ・・と関心しちゃいました。

ついているのもついてないのも心のタイミングというか、本人の気持ちしだいだと思うのは私が大人だからかな？

木村泰子さんの独特な可愛いようなへんてこなようなわんちゃんで愛嬌たっぷり。
「きょうはとってもついてたみたい」
って夜ベットの中でのわんちゃんの笑顔がすごーくあー良かったって思えてほんわかとすてきなラストで明日もいい日だよ！って言いたくなりますね・・

何をしてもうまくいかない、ついてない、こんな日は誰にでもあるものです。
だからってそれにあわせて落ち込んでいてはいけません。
実はそれら全ては、素敵な幸せへの入り口なのかもしれませんよ。

大人が読んでも十分楽しめて、心がほのぼのしてきます。
登場するみんなの表情も大げさなほどメリハリがあってかわいいので、子供もドキドキしながら絵を楽しんでいます。

幸せを噛みしめることができるように、ついてないことが人生のスパイスになってくれているのかな、と思わせられた１冊です。