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おばあちゃんの ちょうちょ」 ママの声

おばあちゃんの ちょうちょ 作:バーバラ・M・ヨース
絵:ジゼル・ポター
訳:福本 由紀子
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2006年10月
ISBN:9784776402015
評価スコア 4
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  • メキシコにも『お盆』って、あるんだ。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子17歳、女の子12歳

    後書きを見ると、作者のバーバラさんの母方の田舎がメキシコなので、こういうお話を思いついたようです。

    この絵本を読むと、メキシコならではの「死者のお祭り」を知ることができます。
    これはちょうど日本でいうなら『お盆』みたいなもののようです。
    こんなにも国同士が離れているのに、『お盆』のような風習があることに驚きました!
    死者のために揃えるグッツはお国柄が出ていて、日本とは違うようでしたが…。

    この物語ではおばあちゃんが亡くなったのが、ちょうどメキシコで有名な『オオカバマダラチョウ』の移動する時期だったのと、おばあちゃんがこのチョウが好きだったらしいので、こういうタイトルになったようです。
    (原作のタイトルも公だったのでしょうか?)

    最近、おじいちゃんやおばあちゃんとの交流を描いた絵本作品も、色々出てきました。
    そして「死」「別れ」を作品を通じて表現されているものも増えたように思います。

    お話としては非常にいいものが大半ですが、小学校などの読み聞かせはたいてい「朝の時間」が多いんですよ〜。
    作品自体がどんなに優れていても、朝から「死」を取り扱った作品を取り上げるのは結構勇気がいります。
    なので、私がこの本を子どもたちに紹介するとしたらたぶん《ブックトーク》の形でになると思います。

    投稿日:2012/09/30

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  • 魂は近くにいてくれる

    蝶々には亡くなった人の魂が宿っていて縁のある人のところに飛んでくるといいますね。

    メキシコのお話のようですが、正にそんなことがでてきました。

    メキシコにも「死者の日」というお盆のようなものがあるんだなあとか、ドクロのクッキーを食べるなど初めて出会う風習が興味深かったです。

    一人で寝るのが怖い時にもそばにいてくれたおばあちゃん。

    わたしにとってもとても大切な存在だったんだなあと。誰もが経験する別れとはいえ、そんな大切な人が亡くなる喪失感は並大抵のものではないですよね。

    亡くなっても覚えている人がいる限り、魂は近くにいてくれるそんな気がしました。

    投稿日:2010/07/01

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