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おじいさんのいえ」 ママの声

おじいさんのいえ 作・絵:植垣 歩子
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:2010年02月
ISBN:9784033318004
評価スコア 4.45
評価ランキング 11,221
みんなの声 総数 10
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  • おばあさんの所へ

    このお話は、死んだおばあさんの事が悲しくて自分の家を離れて旅に出たおじいさんのお話しでした。色々なところに泊まって旅をして、最後にはおばあさんとの思い出の自分の家のあった場所に戻ってきました。やっぱり素敵な思い出のあるところはいいですね。

    投稿日:2015/10/06

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  • あぁ、良かった

    自分の家がない、おじいさん。
    あちらこちらを歩く様子は、見ているこちらがハラハラと心配になりました。
    最後には、元の家があった場所に落ち着きましたね。
    やっぱり、ここが自分の場所なのでしょう。
    戻って来れて、本当に良かったと、思いました。

    投稿日:2014/03/14

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  • 再生の喜び

    普通に夫婦で住んでいた家から、妻が亡くなり、家を捨てて旅に出た男性。おじいさんになっても住む家がなく、きつねやねずみの家に犬とともに泊めてもらう。とてもわびしいです!

    でも、ある日、自宅のあった場所にはえたりんごの木を見つけ、そこにまた家を作り、よその子供達が遊びにきてくれる、、、。再生する気力を描いている本です。

    でも、実際にこういうことをしたら、たぶんお金も何もないので、家も作れないし、そのままのたれ死にそうなので、子供には危険だからダメよ、と説明してしまいました。でも、、、飼い犬の名前、ピーピラピューって、、、ちょっとおもしろくないですか?名前が適当な感じです。

    投稿日:2011/09/06

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  • 寄り添うということ?

    • しいら☆さん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 男の子18歳

    図書室で見つけ、あまり好きそうにない感じだけど・・・とパラパラめくり・・・1度は戻しました

    でも、やっぱり気になって、借りてきて、じっくり読みました
    今までにない感じのおはなしの内容と、絵の雰囲気がだんだんしっくりしてくるのです

    先輩に見せたところ、「私、これ好きかも」と、じっくり読み始めていました

    表紙裏の絵もいいんです
    文字がなくても、語ってくれていますし、カバーの折ったところにもピーピラリューの子犬の時の絵にじ〜んとしてしまいます

    おばあさんのところへりんごを子ども達と持っていったり、ピーピラリューもお友達が出来て、よかったなぁ〜とか

    場面場面の絵がとても細かい所まで、描かれていますよ

    投稿日:2010/05/23

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  • 悲しみや喜びに心の耳を傾けたい

     おじいさんは旅をしていました。
     ひとりぼっちではありません。
     子犬の時に、旅の途中のおじいさんに拾われたピーピラピューも一緒です。

     でも、どうしておじさんは旅に出たのでしょう。
     
     何がおじさんにあったのだろうと、常に?のおもいで、雪の季節からおじいさんとたくさんの景色を見ながら、読み進めました。
     細々としたものまでの丁寧な描写に目が奪われます。
     
     一つの出会いが、おじいさんの歩を変えます。
     リンゴの木の下の一夜は、グッと来ます。

     「嬉しいことも楽しい事もみんなこの家で起こりました。だから、ここにいれば、一人でもさびしくないんです。」というおばあさんの言葉に、祖父に先立たれ幾ら呼び寄せても、同居しなかった私の祖母を思い出しました。
     祖母の心中も、きっとこうだったのでしょうね。
     
     口が重くなっていくお年寄りの思いに寄り添うことは、とても難しい事ですが、せめて悲しみや喜びに心の耳を傾けたいと改めておもいました。
     読後、見返しのおじさんとピーピラピューの旅の様子にやはり胸が締め付けられました。

    投稿日:2010/04/20

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  • 「ヘタ上手」の絵本作家さん、発見!!

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子10歳

    素敵な絵本を見つけました!!
    デッサン力は、正直「ヘタ上手」という部類に入る画力だと思います。
    でも、『絵本』としての味わいは、ものすごく秘めた力を持っている絵本作家さんです!!(私の目に狂いはない!!…と、思います)

    目が「3」の年老いた犬(絵本を見れば「3」の意味がわかります)を
    お供に、あてもない旅を続けるおじいさんさんが主人公です。
    私は上の子と読んだのですが、
    「犬がいいね!ねずみは嫌いじゃないけど、ねずみがいっぱい出る小屋に寝るのはちょっと勇気がいるよね」と、笑ってました。

    この絵本は「おじいさんの孤独感」がどう癒されるのかがキーになっているので、
    年齢の低いお子さんより、小学校高学年以上にお薦めします。

    特に2世帯住居や、近所におじいちゃんおばあちゃんが住んでいるお子さん、中高生のお子さんなら、将来へルパーさんなど、高齢者の方に触れ合う職業を考えている人に、特にお薦めしたいです。

    裏表紙には、初めと終わりに4コマ漫画のような「おじいさんと犬」の一日が載っています。
    おじいさんの人柄や日常が読みとれる素敵な絵本です。

    投稿日:2010/03/29

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  • 時間が癒してくれる

    おばあさんを失ってから、おじいさんが犬のピーピラピューと旅をする様子が描かれています。
    最愛の人を失ったという喪失感が、あてのない旅へとつながる心の動きは、子供には分かりにくいかなと思います。
    ですが、おじいさんはただ寂しいだけの旅をしている訳ではなく、時間の経過と共に、何かに癒されているのではないかというのが感じられました。

    そして、最後に自分の家があった場所に戻ってきたというところで、再出発の兆しが見える。
    時間が心を癒してくれているのが、読み取れるのではないかと思いました。

    投稿日:2019/03/04

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