「マークのなかに かくれた かたち」 ママの声

マークから飛び出た形を初めに見た時は「あれ、これ何か描き足してるんじゃないのかな？」と思わず凝視してしまいましたが、足しているのは小さい目だけ。不自然なところが全くなく、完成度の高い切り絵です。
それにとてもオシャレ。
これだけでイラストとして普通に成り立ってしまうくらい、一つ一つの切り絵が可愛いです。
子供はこの凄さに気づいていないのか、反応がイマイチだったので、カラーコピーした物を一緒に切り抜いて作ってみようかとも思いましたが、切り取る前のマークに切り取り線が書かれていないので断念しました。

見慣れたマークの一部分を切り取ると、人が出てきます。
色やポーズが計算されていると思います。
マークと人とを、何度も見比べてしまいました。
しかも、ただ人の形に切っているわけでなく、ちゃんとマークの意味に合ったポーズをしていて、ストーリーも感じました。
とにかく、すごいです。

マーク大好きの息子でしたが、残念ながら息子の食いつきはイマイチだった１冊です。
もう少ししっかり想像力を働かせて眺めないと、この絵本の理解は難しいようです。
親の方は、このマークの中からよくこの絵を見つけられたなぁ･･･と関心するばかりでした。

前にこれと同じタイプの「１２３」の絵本を
子供たちと感心して見ていました。
これは続編かな？
今回も力作です。
よくこんな風に切り取れるなぁ。
と発想に感心します。
子供たちもじーっと見入ってました。
上の子（小１）は特に書いたり切ったり
貼ったりするのが大好きな上、
マークにも興味があるので
穴があくほど見てました。
小さい美術館って感じの芸術本です。

科学のともが好きなのと辻恵子さんの作品だったのでこの絵本を選びました。楽しみながら沢山のマークを学習できるのが良いと思いました。色をとても注意深く観察することで沢山の人を発見できるのが楽しかったです。同じマークでも切り取る場所や切り取る方法が違うだけで全く別の物が出来上がるのに驚きました。続編が読みたくなる絵本です。