新聞紙上でこの作品を知り読みました。
2006年ボローニャ国際絵本原画展に入選。
翌年に英語版(いまい先生が文も担当)・ドイツ語版、さらにフランス・オランダ・ギリシャでも出版。
今年満を持して、日本で出版となった作品だそうです。
タイトルの主人公のワンちゃんの名も、海外では商標登録の関係でチャッピィと使えなかったとか。
このチャッピィには、実際にモデル犬がいたとの事です。
ストーリーは、最近あまりかまってもらえなくなったチャッピィが家出をするお話。
外の世界に飛び出して、たくさんのものを見て触れて、自分の居場所がどこにもないと悲嘆にくれているところに・・・。
チャッピィのキャラクターが愉快で可愛らしい。
特に、家出を決めて、犬小屋を持ち上げ二本足で歩くチャッピィには大笑いしました。
淡い色使いの中、画面に広がるユーモアたっぷりの絵が優しくて可愛らしい。
この頃ペットのお世話を忘れがちなお子さんに、勧めてみるのも良いかもしれません。