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図書館の新刊コーナーで見つけて不思議に思ったのは、ローベルの絵なのに、彩色がエイドリアン・ローベルとあったことでした。 あとがきを読んで、どうしてだかよくわかりました。 ローベルが友人にプレゼントした作品で、友人の死後オークションにかけられて絵本コレクターの元に渡ったのだとか。 『ふたりはともだち』以前にこのような作品がプレゼントとして描かれていたんですね。 プレゼントでこんな作品を贈ってしまうあたり、ローベルは粋な人だったんだろうなあと思いました。 出版される経緯がとても興味深いものがありました。 正に出版の裏にも秘話がある。 中には、詩とも掌編とも言える作品が10編収められていて、確かに『ふたりはともだち』の萌芽を感じさせます。 ローベルファンなら一見の価値ありの作品となっています。 もちろん、かえる好きさんもね。
投稿日:2010/10/17
『The Frogs and Toads All Sang』が原題。 日本語でも詩作もする、アーサー・ビナードさんが、軽快な訳をしています。 表紙でピンときますが、あの、「がまくんとかえるくん」シリーズの原型になります。 友人向けのプレゼントの原画に、アーノルド・ローベルの娘、エイドリアンが彩色しています。 カエルが主人公というのもびっくりですが、詩のような小さなおはなしが とてもキュートな魅力一杯です。 カエルたちの感性や発想には驚かされますが、不思議に共感してしまいますね。 アーサー・ビナードさんの訳文が素敵なので、原文も読んでみたいです。 「Toad」は、ガマガエル、もしくはヒキガエルのこと。 あの容姿が、がまくんのキャラクターになるのですから、すごいですよね。 ちなみに、私のお気に入りは「オタマジャがっこう」。 おたまじゃくしたちの無邪気な様子が目に浮かびます。 小2の国語の教科書で、がまくんとかえるくんの「おてがみ」が掲載されていますから、 あわせて今作もぜひ読んでほしいです。
投稿日:2012/10/18
楽しそうな表紙に魅せられたのでこの絵本を選びました。主人公たちがとても人生を満喫しているのが羨ましくなりました。特に疲れた跡に足を冷やしている場面がユニークで気に入りました。パートナーがいるって素晴らしいな!と思える絵本でした。
投稿日:2010/10/28
アーノルド・ローベルの作品ですが、 なんか色味いうか風味が違う。 あとがきを読んで知りましたが、 この本はもともと 友達のクロスビー・ボンサルにあげたもので 出版されたことない作品だったそうです。 クロスビー・ボンサルがなくなり 彼女が大切にしていた品々が オークションにかけられ世に出たらしい。 なので作者はアーノルド・ローベルですが 彩色はエイドリアン・ローベル、 娘、というわけです。 がまくんとかえるくんシリーズの 色味も好きですが、こちらも悪くないですね。 お話は短編で10話ありました。
投稿日:2023/03/21
作者さんは本当にカエル好きだなーとページをめくって納得。 ふたりはともだちよりずっと初期の作品だったんですね。元はご友人に向けたものとのこと。粋な方だったんだなと想像しました。 内容は物語であり、詩でもあり、歌のようでもあって、とても楽しかったです。
投稿日:2018/08/03
お友達のためにこんな手作りの絵本をプレゼントするなんて アーノルド・ローベルさんは優しくて粋な人だったのだろうなあ って思います。お友達が羨ましい♪ この絵本は、『ふたりはともだち』などにも通じるあったかくて ほのぼのした雰囲気に満ちていて読んでいてしあわせな気持ちに なりました。 娘は「オタマジャがっこう」が気に入った模様。 アーサー・ビナードさんの訳がよかったのかなって思います。 「カエルねえさんは おおいそがし」では、思いっきり怒って いましたけれどね(笑)。
投稿日:2012/08/21
子供はこの表紙のカエルが気に入っていたので、読んでみようとお見ました。見開き一ページの収まるお話がいっぱい詰まっていたので、子供とどのお話から読もうか?などの、親子の会話も弾んで楽しかったです。どのお話も甲乙つけがたいくらい面白かったです。
投稿日:2012/04/21
短い童話。というより、詩のような感じの文章と(他の方もナビで感想を書かれていますが)、「がまくんとかえるくん」シリーズの前身ともいえるキャラ設定が、ほのぼのしていて、可愛かったです。 わたしが特に気に入ったのは 「カエルねえさんは おおいそがし」。 最後のくだりがいいですよね。 『「だいどころから でていきなさい! この ごちそうは だれにも あげない!」 そして ほんとうに そのとおり、 ぜんぶ ひとりで たいらげてしまったのです!』 そして、絵本には直接関係ありませんが、アーノルド・ローベルの娘さんが後書きを書いていて、ローベルの父親像も垣間見えて良かったです。
アーノルド・ロベルトと言えば、『かえるくんとがまくん』そして、独特な色遣い。同じ作者なのに、これはちょっと色が違う。でも、なんかいい感じだと思って、手にとって見ると、『ふたりはともだち』以前に描かれた作品で、しかも未発表作品でした。それが、作者没後に見つけられ、娘さんによって、試行錯誤をくり返して色付けされ、リズミカルな言葉に翻訳された詩が添えられています。 作者の原点とも言える作品が、命を吹き込まれ、目にすることができて幸せだと思いました。 『カエルもヒキガエルも』を初めに『カエルねえさんはおおいそがし』『くいしんぼうのヒキガエル』と、個性的なかえるたちの大登場。絵を見て楽しみ、詩を読んでいろいろな笑いが飛び出してくることでしょう。
投稿日:2010/08/25
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