表紙の
「いいものみつけたぞ!」と言いたげな猫と、
「見つかったか・・・」とばつの悪そうな顔のバッタがユニークで、
なにか始まりそうなムードを感じさせてくれる。
そして、いかにもいたずらそうな猫が、
バッタを追いかけて、二匹のレースがスタートする。
逃げるバッタ、追いかける猫の、
それぞれのとぼけた表情が楽しく描かれている。
バッタが逃げる先にはリンゴやお皿の障害物が・・・。
ひとつ・たくさんの繰り返しで、
数をカウントする構成も、ひと工夫あっていい。
猫の側にたったり、バッタの側にたったりと、
二匹のバトルを楽しめる愉快な絵本だ。
ところで、猫とバッタの勝負の結末は・・・?