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ザガズー じんせいってびっくりつづき」 ママの声

ザガズー じんせいってびっくりつづき 作:クエンティン・ブレイク
訳:谷川 俊太郎
出版社:好学社 好学社の特集ページがあります!
税込価格:\0
発行日:2002年11月
ISBN:9784769022114
評価スコア 4.61
評価ランキング 4,101
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  • 子育て中のママへ

    絵本に詳しい知人から、衝撃的に面白い絵本があるよと教えてもらいました。
    しあわせに暮らすカップルに、ある日小包が届きます。中にはなんと「ザガズー」と名づけられた赤ちゃんが。はじめは喜んでいたふたりなのですが、ザガズーは、泣いたり叫んだり凶暴になったりと、次々に、とんでもないものに変身して、ふたりを困らせます。どれもこれも、自分の子育てで経験したことばかりだったので、思わず苦笑いしてしまいました。
    そんなザガズーが、今度は行儀のいい若者へと大変身します。その姿にはドキッとさせられました。うちの子たちも、気がついたらザガズーではなくなってしまう日がくるんだ・・・
    でもそれで終わらないのが、この絵本のすごいところ。ラストの3ページでは予想にもしない大逆転が。本当に人生ってびっくりつづきです。
    子育て中のママが読んだら、怪獣ザガズーとの日々が、かけがえのないものだと思えてくると思います。

    投稿日:2013/09/22

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  • 子どもが自分で育っていく苦労

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子17歳、男の子14歳

    子育てに悩む知人が義妹に薦められて、こんな本探しているけど見つからないの、ということで、
    一緒に探した本です。
    絵本なのですが、市の図書館では一般書扱いの分類番号でした。
    ジョージとべラというカップルに届いた不思議な郵便小包。
    その中には、ちっちゃなピンクの生き物が。
    名前はザガズー。
    ということで、ふたりは、そのかわいいザガズーを育て始めますが、
    ある日、ザガズーは変身を遂げ、ハゲタカやイボイノシシやゾウ、ドラゴンなど、
    夫婦の手におえない姿や行動をとり始めるのです。
    ところが、ぱったり、人間の素晴らしい青年になった後、またまた不思議な展開へ。
    クエンティン・ブレイクの軽快な絵が、物語展開に実にマッチしています。
    表紙カバーの最初に訳者の谷川俊太郎さんが解説していますが、
    これは読後にじっくりと読んでほしいです。
    大人が子どもを育てる苦労。
    子どもが自分で育っていく苦労。
    この視点はなかなか斬新ですね。
    特に思春期の親子には共感できるところがたくさんあるような気がします。
    悩める親子にとっては、少し救われるような視点だと思います。

    投稿日:2010/11/14

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    1
  • 親のための絵本

    子どもが産まれる前に
    プレゼントでもらった絵本。

    産まれてから
    何度も読み返しています。

    子育てを客観的に見ることができる絵本なので、
    日々の子育てが大変で
    心に余裕がなくなってしまったときに
    読むようにしています。

    大変なことも
    本当にたくさんあるけれど
    きっと子育てしながら
    ママやパパも成長できるはず!
    もう少しもう少し頑張って!
    と、背中を押してくれる絵本です。

    投稿日:2020/08/26

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  • 今は、どんな動物に

     赤ちゃんの泣き声を、ハゲタカのキイキイ声になぞらえるのがおもしろいなと笑ってしまいました。
    うちの子もキイキイ泣いていました。

     年頃になると、まさにドラゴン状態になるのも、わかるなーと思いました。20代くらいの男の子は、
    たしかに「けむくじゃらのかいぶつ」かも。
     でも、愛情いっぱいで育った子どもは、やさしい人になりまね。

     うちは女の子ですが、今はどんな動物に似ているのかな、、、なんて考えると楽しくなりました。

     

    投稿日:2012/04/12

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  • 育児書よりも、この一冊を♪

    日々成長していく子供の様子を、いろんな生き物(はげたかの赤ん坊、ちっちゃなぞう、イボイノシシ、怒りっぽいりゅう…など)に例え、子育ての苦労と楽しさをユーモアたっぷりに描いた一冊。

    この絵本を初めて読んだ時は、まだ自分が母親になるなんて想像できない、という時期でしたが、内容の面白さとシュールさに感動。
    子育てで行き詰まることがあれば、どんな育児書を読むよりも、この絵本を読んだほうがすっきりするだろうなぁと思い、身内や友人への出産祝いに贈ったりしていました。

    そしてその後、自分のためにも購入。
    母親になってから読むと、ますますその内容に共感でき、面白さも倍増です。
    10ヶ月になる娘は、ちょうど「ちっちゃなぞう」の段階。
    ぞうが「テーブルクロスをひきぬき」「なんでもくちにいれる」様子は本当に彼女そっくりで、思わず笑ってしまいました。

    最近ちょっと疲れ気味だったのですが、この絵本を読み、また明日から頑張るぞ、という気分になりました。

    訳者である谷川俊太郎さんの後書きも素晴らしいので、ぜひ読んでみて下さい。

    投稿日:2012/02/17

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  • 赤ちゃんが○○に見えてきたパパママに

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子16歳、女の子11歳

    作者の紹介を読みると、イギリス皇室から「初代名誉児童文学作家」という称号をもらったイギリスを大法する作家の一人だそうです。
    すごいですね〜。
    邦訳は谷川俊太郎さんで、谷川さんのこの作品の紹介(解説?)も本のカバーのとじの部分に書かれていました。

    いろいろな方がナビの感想で、この絵本の素晴らしさを書いてくださっています。
    本と、子どもたちに読むより、まず、子育て中の大人にお勧めしたい作品です。特に“ザガズー”でいうなら赤ちゃんが『おおきなはげたかのあかんぼうにかわった』と感じるようになったころのパパ・ママに!

    子どもたちに読み聞かせなどで聞いてもらうなら、小学校集学年くらいから中学生・高校生に聞いてもらいたいです。
    あまり小さいとこの絵本の内容は読み取れないと思いますが、特に中高生ともなれば、大人の側の気持ち”も理解できるようになるわけで、ただ単に「変なのに変身したぞ!」「次はなんだ?」という楽しみ方以外の面白みを見出したり、
    作品に込められた奥の物語を感じ取ることができるのではないでしょうか?

    投稿日:2011/12/04

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  • びっくり!も楽しみたい

     いつまでも、かわいい、かわいい、「わたしの赤ちゃん」・・・のはずの我が子が、ある日、気がつくと・・・。
     生まれたときから、ずーっと毎日そばで見ている我が子なのに、「いつから・・・?」と思うことって、度々ありますよね。きのうまでできなかったことが、突然できるようになった、という嬉しい驚きだけでなく、「どうしてこんなふうに・・・?」という、親にとってはショッキングな(?!)変化まで、いろいろです。
     でも、それもすべて成長の証! 自分自身もそうやって大人になっていったように、誰もが通る道なのですよね。

     にもかかわらず、我が子が、ハゲタカやイボイノシシや、火を噴く竜に変わってしまったら、ジョージとべラの夫婦でなくても、やっぱり「頭が変になっちゃう!」と思ってしまうことでしょう。まさに、「あんなにかわいかった子が・・・」という心境でしょうね。

     そして、「みょうな けぶかい いきもの」になると、「ぞうのほうが ましだったわ」と、思うのも肯けます! 子どもが小学生の今でさえ、「魔の2歳児」なんて、本当にかわいくてたまらなかったわ!と感じるんですものね。「みょうな けぶかい いきもの」になった娘(女の子なので、せめて“毛深い”にはならないと思いますが!)を想像しながら、今から覚悟を決めておかなきゃ!

     でも、最後には再び・・・「じんせいって びっくりつづき」が待っています。毎日が新しい1日だからこその「びっくり」。それなら、どんな「びっくり」も楽しめる心のゆとりを持ちたいな、と願っています。

    投稿日:2010/12/04

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  • 比喩が絶妙!

    しあわせなふたりの元にある日やってきた、
    ピンクのちっちゃなザガズー。ところが、あるひ、
    はげたかのあかんぼうに。そして今度はちっちゃなぞうに。

    「ところが、あるひ…」のことばの後、ページをめくると
    ザガズーはつぎつぎに奇妙ないきものになっていくのです。
    子どもたちは、大笑い。

    大人の私は、この絵本の比喩するところに、うなずいてしまいます。
    子育て中の方なら実感してもらえると思いますが、
    大きくなるとまた別の悩みや心配事をかかえるのが、子育て。

    この絵本、でも これだけでは終わらないんです。
    最後まで読めば、この絵本のサブタイトルが
    「子育てってびっくりつづき」ではなく、「じんせいってびっくりつづき」
    である理由が、わかります。私は、この結末にノックアウトされました。

    投稿日:2009/11/12

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  • 感動しました

    • よしごんさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子1歳、男の子0歳

    絵本の読み聞かせについて
    学ばせて頂く機会があり
    その時に来てくださった図書館の方が選んで持ってきて下さった
    本の中にこの本がありました
    「これは子供というよりもお母さん達のために読みます」
    そう言って静かに読んで下さいました
    感動して涙がとまりませんでした
    今、一緒にいる子供たちは
    すごい動物達ですが
    いつか立派に変身していくのかなと思うと
    胸がキュンとなりました

    投稿日:2009/04/23

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  • 子育ての苦労 

    このお話にはあらら?あらら?な どんでん返しが何度もあります。
    でもよく考えたら 人生ってこんなものですよね。
    “じんせいってびっくりつづき”って副題になーるほどと思います。
    親は子どもの成長に戸惑い悩む時期もあるけれど
    そんな苦労は子どもの気持ちに寄り添って生きてさえいれば
    必ず時が解決してくれるものだし
    老いてゆく親は子どもに還ってゆき こうやって人生はめぐりめぐってゆくのだということを
    サラリと描いた秀作だと思います。

    最後のページに描かれた4人の後姿にすごく穏やかなものを感じます。
    ザガズーにもまた子どもが出来るかもしれない 
    そしてまた“びっくりつづき”の人生は繰り返すのだということも
    すべて静かに受け入れたような表情に感じるのです。

    投稿日:2008/08/10

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