どろんこあそびや木登りが好きなシャーロットの元に、
フリフリドレスのお人形がやってきます。
シャーロットはおとなしいお人形遊びなんて趣味じゃありません。
どろんこあそびやそりあそびに、お人形を付き合わせます。
そして次第に打ち解けてきたお人形に、
ダリアという名前をつけてあげます。
子供がおもちゃやぬいぐるみに名前をつけるときは、
そこに愛情があってのことなんだな、と
改めて気づかされました。
私は普段、子供がキレイなオモチャやぬいぐるみで遊んでいるとき、
「こわれちゃうよ!」
「汚しちゃうよ!」と言って遊び方にも指導をしてしまいがち。
でも本当は子供が一番楽しむ方法で遊ばれるのが
おもちゃ達の幸せなのかもしれません。
この本を読んで親の私がちょっと反省させられました。
できればちょっとでも、
一番最後にでてくるおばさまのように、
ダリアがどろだらけになっているのを喜んであげられる
大人に近づきたいものです。