この絵本を知るまで恥ずかしながら「あくたれ」という言葉の意味を知りませんでした。
なので、年長の息子も「あくたれ」という言葉の意味がわからないかも?と思ったのですが、特に言葉の意味は質問されませんでした。
きっとお話の流れでなんとなく、どんな意味の言葉なのかわかったのでしょう。
子供ってすごいなぁと思いました。
この絵本は息子はほとんどもってこないのですが、私は時々息子が寝る前にこの絵本をリクエストします。
それは、息子がワガママを強く言った日などです。
ひどいいたずらをして、まるで息子そのものだと思いながら読みますが、きっと息子本人も自分とラルクを重ねて聞いているのではと思いました。
最後の方にラルクが家族に抱きしめられるページがあるのですが
そこを見るととても幸せな気持ちになります。
いたずらをしても大好き。しょうもないことをしても大好き。
無条件でラルクのことが好きだということがよく伝わってくるので
子供は聞いていてとても幸せな気持ちになると思います。
思わず「○○くん(息子の名前)とラルクはそっくりね」と言いたくなるのですが、あえてぐっとこらえます。
この絵本の感想を親が言ってしまうと、この絵本のよさが半減してしまう気がするので・・・
読み終わった後にお休みのキスをしたら、なんだかいつもより嬉しそうな感じでした。
『あくたれラルク』を読んだあとだからかな?と思いました。
最近子供のいらずらにイライラするというお父さんお母さんの心もこの絵本を読むことで癒される気がしました。
いたずらっ子のいる家にお勧めです。