はじめてのクリスマス(偕成社)
人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本
もうなかないよ、クリズラ(冨山房)
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学校や家や職場でいやなことがあったとき、「あ〜、どっか遠いところへいきたいなぁ〜」と思ったこと、きっと誰でもある。この絵本の主人公マーチンは、ママが赤ちゃんにかかりきりで質問にこたえてくれなくて、いやんなっちゃったので、とおいところへ行くことにした。カウボーイハットをかぶって、ひげをつけて変装をして。そして「とおいところ」を知ってるという猫のあとについていくと、、、。 モーリス・センダックは、こどもの(あるいは大人の、とも言える)地団駄を踏みたくなるような気持ちを、上手に汲み取って、ユーモアをもって昇華させてくれる作家だとおもう。この絵本もそう。「とおいところ」へ行ったマーチンには、ちゃーんと帰る場所がある。冒険と安心のある絵本。好きだなぁ。
投稿日:2014/01/08
このお話は自分の置かれている立場に不満のあるネコ、うま、スズメ、そして男の子がみんなで遠い所を目指して旅をするのですが、みんな自分の思った感じでなくなったらケンカをし始めてしまいます。結局は元いたところにみんな戻ってしまうのですが、実生活でも一度はどこかに行きたいな〜って思いますよね。なんかこのお話を読んでそんな気分になりました。
投稿日:2013/10/02
赤ちゃんに忙しくて自分のいうことを聞いてくれないお母さんに 不満げなマーチン。 「ボクが聞くことにちゃんと答えてくれる人がいる遠いところ」 を目指して出発します。 途中で、馬とすずめと猫に出会い、一緒に「遠いところ」を 目指しますが・・・、 それぞれがイメージする「遠いところ」が違いすぎて、 最後には解散となってしまいます。 みんな、マーチンが「遠いところ」を目指す気持ちは とってもよく理解できたのですが、 そこで実現したいことが違いすぎて、 うまくいかなかったのですね。 人間同士にも似たようなこと、よくありますね。 4歳の息子も身に覚えがあるようでした(笑)。
投稿日:2011/07/04
センダックの絵本をまとめて読んでみた中の1冊です。その中では、『かいじゅうたちのいるところ』と並んで小さな子でも理解できそうな内容でした。 皆が現実の生活に不満を持っていて、一緒に遠いところに行くものの、皆の理想が違うために結局喧嘩別れになり、主人公マーチンも家に帰るというお話です。 繰り返し、冒険、動物と小さな子供にも馴染みやすい内容です。でも単純すぎないところがいいですね。大人が読んでもはっとさせられます。 息子は馬が大きすぎて「とおいところ」に入れず、首だけつっこんでいるシーンが一番のお気に入りでした。
投稿日:2010/08/22
外の世界って良く見えるものですよね、でもいざ外に飛び出してみるとやっぱりいつもの生活が居心地良かったりいつも側に居てくれる人に逢いたくなったり・・・☆ 小さい頃はこの男の子のように外に飛び出しては戻りを繰り返しながらだんだんと親から巣立っていくのでしょうね。 気持ち分かる、と子供がつぶやきそうな絵本です。
投稿日:2010/08/27
ママが赤ちゃんにかかりきりで、さみしいマーチン。お兄ちゃんの辛い気持ちがつたわってきます。家出をするマーチンの変装に、笑ってしまいました。 うま、ねこ、すずめとマーチンがみんなで愚痴って、言い争うところもおかしかったです。マーチンは気分転換できたでしょうか。 「待っていればママは教えてくれる」と、いちども止まらずに走って家に帰るマーチンが、せつなかったです。ママがマーチンとゆっくりお話してくれるといいなと思いました。
投稿日:2010/08/19
ママがぼくの話を聞いてくれない! こうなったら家出してやる、遠いところへ! ・・・それって、どこ?? 僕の話を聞いてくれる人のいるところ! ここに集まったみんながみんな、同じことを思ってる。 ・・・だけど。 それって、ここにいるみんなじゃないみたい。 それって、ここじゃないみたい・・・。 大人目線で紐解くと、なんと単純でなんとささいな・・・と思うけれど、子どもにとっての時間は、一瞬一瞬がすべて。 そう考えると、ちょっと切なくなってくる。 センダックの世界的代表作となった「かいじゅうたちのいるところ』と同じ空気感があるけれど、こちらのほうがずっとラフで肩の力が抜けた印象。
マーチンは、おかあさんに聞きたいことがあった。 でも、おかあさんは、赤ちゃんにお湯を使わせるのにむちゅうで聞こうともしない。 マーチンは、ぼくが聞くことにちゃんと誰かが答えてくれる遠いところへいくことにしました。 でも、とおいところって? 赤ちゃんが生まれて、それまでは、おかあさんは、自分だけのものだったのに、相手にされなくなった寂しさ、というよりも怒りをぶつけるために出た行動は、センダックらしい発想なのでしょうか。仲間が動物というのも、もうひとつの作品に似ているような気がします。 思い切った行動にでたものの、その先で待ち受けていたものは… 心の葛藤や、成長の現われ等、この年齢ならではの出来事が描かれているような気がしました。色遣いも少なく、時代を感じさせるファッションは、子どもたちの目には、どのように映るでしょうか。
投稿日:2010/08/04
私も読んでいて「かいじゅうたちにいるところ」に似ているなあと思いました。 空想上でも、ちょっと旅して頭を切り替える、そうするとまた違った考えや違った自分になっているということ、子どもの心の中にもあるかもしれません。 大人でも一人で煮詰まっている時に、他の刺激を受けたりまた人と出会ったりすることで変わることがあります。 子どもの心の中でもこのマーチンのようなことが起こっているかもしれず、子どもの視点をいつも忘れないセンダックらしいなあと思いました。
投稿日:2010/03/24
自分のことをちゃんときいてくれる人がいる、遠いところへいきたい! と、子どもなりに精一杯に考えて行動するようすが、ほほえましいお話でした。 遠いところが、自分の家から歩いていける距離のところだったりして、笑えます。 それに、欲求不満な仲間どうしが集まるものだから、お互いの要求を受け入れられず、不満が衝突しあうところも見ものでした。読んでいると、「じゃあ、どうしたら、お互いが仲良くなれるのかな?」って自然に考えることができると思います。 男の子が仲間と別れてまたおうちに帰るところが、かわいいですね。やっぱりおうちが、そしてお母さんのことが一番好きで、どんな自分でも受け入れてくれるのは、お母さんであることを、この子は知ってるんですね。 いったんお母さんのもとを離れ、そしてまた戻ってくるという流れは、「かいじゅうたちのいるところ」と似ているなあと思いました。
投稿日:2010/01/21
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