3歳5ヶ月の息子に読んでやりました。うさぎさんときつねさんが仲良く森の中で生活しているかと思ったら、うさぎさんはきつねさんに家をのっとられ追い出されます。それを助けてあげる森の友達、おおかみ、ひぐま、おんどり。さて、きつねさんに勝てるのは誰でしょう?
海外の作家だからか、なにか地元の昔話のようなものが土台になっているのかわかりませんが、このようなストーリー展開がイマイチわかりませんでした。まず、なかよく一緒に冬越えをしようと協力したはずのうさぎさんときつねさんなのに、なぜきつねさんが裏切ったのか。それを助けようとした3匹の森の動物。そのうち2匹はきつねさんに負けてしまうのですが、その負け方が理解できません。あきらかにきつねさんより体は大きいし、恐いと思うのに。そして、そんなきつねさんを負かすことができたのはなぜか?読んでやっている私ですら理解できませんでした。息子は、ストーリーがだらだらと長いことに飽きていただけでなく、やたらと説明の長いページが間、間にあって、そこでも飽きている様子。絵も単調なので、あまり子どもが楽しめるような本ではないと思いました。