『ジュマンジ』から20年経って出た続編です。
『ジュマンジ』は、主人公のジュディとピーターが公園の元の場所に戻したボードゲームの箱を、拾い脇に抱えるダニエルとウォルターが公園の外へと駆け出して行くシーンで終わっています。
この作品は、このダニエルとウォルターのお話です。
家に戻りボードゲームの箱を開けると、ジュマンジゲームとは別に箱の底にくっつくように、もう一枚ゲーム盤が入っていました。
地球から紫色の星ザスーラまで行って戻ってくる盤上ゲームです。
ボードゲームで起こったことが、実際の現実世界でも起きてしまうスリリングなお話は『ジュマンジ』と同様です。
この兄弟は、サイコロを振り思わぬスペースアドヴェンチャーを経験することに・・・。
流星群は屋根を突き破り降ってくるは、重力ベルトの故障で天井まで浮いちゃうはと、スケールの大きさは『ジュマンジ』を遙かに上回ります。
オールズバーグの底知れない画力に、何度読んでもため息が出てしまいます。
“重力”について多少の知識を持ったお子さんには、笑いながらもおののく場面が多いかと思います。
まずは表紙絵をご覧になって、特異な世界への入り口を覗いてみてください。