家にいきなり大きな動物が入ってきたら、どうするでしょう。おどろきふためきますね。こわがって、どこかに隠れてしまうかな?
大人は、自分を守ることしか考えないのかもしれないけど、この本に出てくる女の子は、動物を優しく迎えます。動物の気持ちを察することができる彼女の優しさに感心し、「いいなあ!」とうらやましくもなりました。
動物と心が通いあうことができたら、とっても幸せなんだろうなあ。さらには、普通はいっしょに住むことが難しい動物と同じ場所で生活できるのだったら、もっと幸せなんだろうなあって、いろいろと想像しました。絵本では、女の子が成長し、大人となり、年をとるまでの長い年月がしるされています。一生を大好きな動物とともに過ごすことができるという深い絆に、心底あこがれてしまいました。