タイトルと優しい挿絵に惹かれて手にとりました。
小ネズミが森で見かけた動物たちが自分にできないことをやっているのを見て母ネズミに「あの子達はとくべつだね。」といいます。母ネズミは「ぼうやもよ。」といいます。
家に帰ると母ネズミは「自分には他の動物たちと同じことはできないけど、本を読んだり野いちごをつんだり抱きしめたり、ずっとぼうやを愛することができるわ」と言って温かい気持ちにさせてくれます。
我が子を膝において読んで、「〜ちゃんもママにとってとくべつだからね〜。」と抱きしめて愛情をしっかり感じさせてあげられる絵本だとおもいます。
ただ6歳の娘は読み終わって「それで小ネズミは何ができるの?」と他の動物たちのように小ネズミに何ができるかについてふれられていないのが腑に落ちない様子でした。
人と違うというだけで「とくべつ」なんだね。と話をしました。
たしかに、とくべつという言いまわしは考えをめぐらせる年齢になってくるととらえにくい表現かもしれないですね。