エチオピアの昔話で、昔話のお話会などではよく聞くおはなしですが、絵本でこのお話を見たのは初めてです。
しかも、この作品はなんと文が渡辺茂男さんで絵が西村繁男さんという豪華な顔ぶれ!!メチャメチャ面白かったです。
この作品では、いつもの西村さんの絵柄とはちょっと雰囲気が違っていましたが、これはこれでエチオピア〜って、感じがよかったです。
誰が「むらの英雄」だったのかは、読めばわかりますが、想像力たくましい村の男たちの“話ぶり”が可笑しくて笑えます。
小学校4,5年生くらいになれば、最後のオチにもすぐに気付いて楽しめると思います。
あまり色使いは多くありませんが、はっきりした線と字で、遠目も利きますので、読み聞かせにもお薦めできます。
一人読みまたは、お父さんやお母さんに読んでもらうのもいいです。
近くでじっくり1ページ1ページ見ることで、アートとして物語の世界を楽しめます。