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ぼくの見た戦争 2003年イラク」 ママの声

ぼくの見た戦争 2003年イラク 作:高橋邦典
出版社:ポプラ社
税込価格:\1,430
発行日:2003年12月
ISBN:9784591079652
評価スコア 4.17
評価ランキング 25,367
みんなの声 総数 5
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  • 誰がわるい?

    • いーめいさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 女の子8歳、男の子5歳

    子どもが一人(または子どもだけ)でなく、大人が一緒に読むべき
    本だと思いました。
    実話ですし、写真ですから、戦争のざらざらした感じが伝わってきます。高橋さんの命がけのお仕事です。
    表紙のような写真ばかりではないので、本当に子どもだけで
    見てしまうとショックが大きい場合もあるでしょう。
    子どもの心のケアをしつつ、大人が一緒に考えるべき本だと思います。

    投稿日:2009/07/22

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  • 私は子どもにこの絵本を見せるのか。

    2歳の娘にはこの本は見せていません。ただ、親としてこのような本は子どもが大きくなったら見せるべきか見せないべきか、また、見せて私は子どもにいったい説明することができるのか、どのように説明すべきなのかを考えさせられました。そしてまだ結論はでていません。子どもがまだいない時にこの本に出会っていれば、残酷な写真がたくさん載っている本だし手に取ることもなくして終わったと思いますが、子どもを持った今の私には、考えるきっかけを与えてくれた本です。

    投稿日:2006/04/05

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  • 寝た子を起こそう!

    • ぼのさん
    • 30代
    • ママ
    • 新潟県
    • 男の子10歳、女の子8歳、女の子3歳

    絵本といっていいのかどうか?
    ただ、この本の存在を知ってから、子供たちと一緒に読みたい、とずっと思っていた写真集です。

    部活動やスイミングで疲れきって、今にも眠ってしまいそうな長男(小5)が、果たして最後まで聞いてくれるだろうか、と不安がよぎったのですが、途中から身を乗り出してきました。気になること、疑問に思うことが、後から後からわいてくるようで、質問攻めにあいました。

    思わず目をそむけたくなるような、悲惨な写真もたくさん出てきます。
    でも、あえて、私は3才の次女も含めて、3人の子供たちにありのままを見せようと思いました。最近、悲しいお話を読むと、泣いて「もう、こんな悲しいお話読まないで。」と訴える次女ですが、彼女なりに真剣に見ていました。自分と同じくらいの女の子や、もっと小さな赤ちゃんが、家を追われ避難する写真に、特に関心を示しました。
    私が絶えず言い聞かせている「死んじゃったらもう、会えないんだよね?!」という言葉が、響きました。

    作者の高橋さんの言葉は、決して難しくなく、カメラマンとしてだけではなく、ひとりの人間として、心から感じたままを語りかけてくるので、子供でも十分受け止めて、そして自ら考えることができると思います。

    昨日(16.9.16)の朝日新聞の天声人語に、イラクには化学兵器などが存在しなかったと書かれていました。
    あれだけ多くの人が亡くなって、一体何のための戦争だったのでしょう?
    正義の戦争なんてあり得ない、人と人が殺しあう正義なんて絶対にないんだと、子供たちにしっかり伝えたいです。

    投稿日:2004/09/17

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  • 戦争ってなんだろう?

    • えっこさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、女の子8歳、女の子3歳

    これは、絵本ではありません。イラク戦争の写真集です。「絵本ナビ」の趣旨からは外れるかもしれませんが、多くの人に見て読んで考えてほしいと思い紹介します。
    この本はアメリカのメディアに勤める高橋さんが、アメリカ海兵隊と約1ヶ月の間行動をともにし、主に海兵隊の兵士たちを撮影した写真と、戦争終了宣言が出されてから単独でイラク市民を撮影した写真から構成されています。文ももちろん高橋さんで、現場でいろいろなことを感じていたであろうにも関わらず、むしろ、淡々とした語り口です。それは、私達に「この写真を見て自分で考えてくれ」と言っているようです。
    遠いイラクでの戦争。日本にいる私たちに報道各社が届けてくれるニュースは、フィルターがかかっていると思います。そんな中で、この写真集は、限りなくニュートラルな立場からの情報と思えます。
    戦争って、なんなのか。なんのためにやるのか。今、子供達だけでなく、子供達の親の私達も、もはやわからないのではないでしょうか?日本で戦争を知っているのは私たちの親の世代までなのです。
    アメリカの正義、イラクの正義、日本の正義、政府の考え、庶民の考え、どの立場に立つかで「戦争」の捉え方、感じ方が変わってくると思います。この写真集を見て、お子さんと一緒に考えてみてください。
    中には、悲惨な写真もあります。下読みしてから、お子さんに見せてください。

    投稿日:2004/02/01

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