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ふしぎな はこ

ふしぎな はこ(評論社)

箱のなかにはいっているのは?!

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ジェインのもうふ」 ママの声

ジェインのもうふ 作:アーサー・ミラー
絵:アル・パーカー
訳:厨川 圭子
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\1,320
発行日:1971年03月
ISBN:9784034042304
評価スコア 4.79
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  • 瞬く間の日々

     娘は、ちょうど1年生。ジェインが「もーも」(毛布)を卒業したのと同じ歳です。
     1冊の本として、誕生から就学までの年月を追ってみると、本当にその間にはたくさんのことがあり、子どもは大きく大きく成長したんだなぁ、ということが実感として伝わってきます。
     瞬く間の日々・・・赤ちゃんのころのジェインを見ながら、娘もこんなに小さかったのかなあ、と不思議な気持ちさえしてきます。

     我が家にも、娘が生まれたときから、今日までずっと大事にいているピンクの掛け布団があります。長さ1メートルほどの小さな布団ですが、新生児のころには、娘の体の丸みでふくらんでいる部分はほんのわずかで、とてつもなく大きな布団をかぶせてあるように見えたことを今もはっきり覚えています。
     それが今では足を丸めても包みきれないくらい! でも、ソファの上でひざ掛けにしたり、ぬいぐるみに掛けてあげたりしています。

     この本を読んで、真っ先に「Jのおふとんも、いつかはぼろぼろになる?」と問いかけた娘の目から見る見るうちに涙が溢れ出し、「大きくなりたくない・・・」と、声を上げて泣きじゃくりました。
     多感な成長期の真っ只中にいる娘・・・長く伸びた脚をくるんと曲げて、久々に横抱きにしてあげました。
     
     大きくなるって、うれしくもあり、さみしくもあり・・・なんですね。そんな繊細な感情を大切に描き上げているこの作品がとても好きです。

    投稿日:2010/11/23

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    2
  • 共感するところだらけ

    小1の息子は読んだだけ。別に普通。という感想でした。彼には幼い頃から大切にしていたものがないからかな。
    私は、物心つく前から大切にしていたぬいぐるみがあって、小学生になる頃にはボロボロの薄汚れたくまちゃんでした。もとは水色だったけど薄水色に茶が混ざったような色合いになっていました。その、大好きだったくまちゃんを思い出しました。
    だから、ジェインの気持ちは凄くわかるし、物自体がなくなっても覚えていればいつでも側にいるという言葉も素敵でした。久しく忘れていたくまちゃんと再会させてくれたこの本に感謝です。

    投稿日:2016/11/05

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  • 小さな頃の思い出の絵本です

    私が小さな頃、自分のにおいがしみついた汚れたタオルを離せない子どもだったようです・・
    そんな私にぴったりだと母が購入して読み聞かせしてくれたのがこの絵本でした。

    当時の私には多分、ストーリーを理解するまでもなく、ただただジェインが大事そうに毛布を握りしめている姿に親近感を覚えていたように記憶しています。

    この絵本のことをすっかり忘れていたのですが・・大人になってからこの絵本をずっと見てたよね?と母やきょうだいに言われ、また読みたくなりページをめくりました。

    きっと、当時私は2歳、3歳くらいだったと思うのですが、この絵本を読むと、不思議と当時の記憶や風景が蘇りました。

    お姉ちゃんになって、どんどん毛布もいらなくなっていっても・・なぜかずっと持っていたい。私もジェインと同じ気もちでずっといたようです。
    文章はきっと長くて・・でも時々出てくる白黒のイラストの中に赤の毛布のコントラストが印象的でした。

    最後の結末もちょっと切ないような気持ちを当時の私は抱いていたのも思い出しました。

    わが子にはこれほどに長い絵本は読み聞かせしたことがなかったように思うのですが・・幼いころに読み聞かせしてもらった記憶がこんな形でおもいだせてとても嬉しい気もちです。

    投稿日:2023/05/05

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  • 女の子の成長

    • げがんさん
    • 30代
    • ママ
    • 奈良県
    • 女の子5歳、男の子2歳、男の子0歳

    ジェインの赤ちゃんの頃から小学生低学年くらいまでの成長の様子を、お気に入りのピンクのもうふとともに描いています。
    ジェインは赤ちゃんの頃から、ピンクのもうふがお気に入り。それさえあればご機嫌で、安心することができました。でも、ジェインは日ごとに成長する一方で、もうふは擦り切れ、やぶれて小さくなっていきます。どんなにボロボロになったって、ジェインには大切な宝物。手放すわけにはいきません。ところがある日、小鳥がやってきて…?!

    ふわふわのピンクのもうふが本当に気持ちよさそう。私もこどもの頃、タオルがお気に入りだったので、共感するところもあり、とても面白かったです。女の子の成長する様子が瑞々しく描かれています。

    投稿日:2021/02/17

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  • 成長するとはこういうこと

    娘が小さい頃、好きだったお話です。
    ジェインは赤ちゃんの時からピンクの毛布がお気に入りでした。
    その毛布を「もーも」と呼んで、肩身離さず大事にしています。
    どんどん成長していくジェインと、どんどんボロボロになっていくもーもの対比が素晴らしいです。
    成長するとはこういうことだなと、読むとすんなりと感じられる温かなお話だと思います。

    投稿日:2020/10/14

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  • 子供の成長

    6才の我が子にもお気に入りの毛布があるので、ジェインの名前や「モーモー」をそれぞれ、我が子のそれに置き換えて読みました。

    私はあえて毛布を卒業させなくてもいいかな、と思っているので、この本を読むことで「卒業しなくちゃ」と思わないか少し心配でしたが、そんな風には思わなかったようで安心しました(笑)
    ジェインの毛布ほどにはボロボロになっていないせいかな?

    我が子もいつかお気に入りの毛布を探さない日がくるのでしょう。
    喜ぶべき成長ですが、さみしいような。
    毛布を捨てられないのは母親である私かもしれませんね。笑

    投稿日:2020/07/18

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  • 大好きなもうふ

    ジェインという女の子には、赤ちゃんのころから大好きなピンクでふんわりしているあったかい毛布があります。
    いつでもどこでも一緒の毛布。
    ミルクを飲むときもお昼ねをするときも遊ぶときもいつも一緒です。
    どんどん大きくなってくるジェインとともに、毛布もどんどんボロボロになっていきます。
    それでも「あたしのもーもがほしいのよー」と。
    どんどんちぎれてしまって、ちっぽけな毛布になりました。

    うちの娘もいつも昼寝で使っていた毛布があります。
    遊ぶときにもお人形にかけてあげたり、アンパンマンのマントにしたり。
    子供の時には毛布が落ち着くのでしょうか。
    いつの間にか使わなくなってしまった毛布。
    少しさびしい気もしますが、成長を感じます。

    とても暖かい絵本だな、と思いました。

    投稿日:2015/06/26

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  • 自分で納得して

     うちの子も、ジェインほどではないのですが、短い間お気に入りのバスタオルがあったなと、ほほえましくなりました。
     ていねいに描かれた絵から、ジェインの気持ちがつたわってきます。ピンクの毛布は、どんなにボロボロになっても、大切な宝物なんですね。

     大好きな毛布を、自分で納得しててばなしたジェイン。よかったなと、ほっとしました。
     子どもの成長がよくわかる絵本、じっくり読みたいと思いました。

    投稿日:2014/03/10

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  • 心の中に

    幼年童話に最適な文章とテーマだとおもいました。わかりやすいので読みやすいです。大切にしている毛布がピンク色なので読んでいてもどこにあるのか分かります。絵もとっても動きがあって素敵ですね。大好きなものは何歳になってもお気に入り、すこしづつ気持ちの整理がついてすこしづつ大人になっていくんだなと思いました。自分で自分の心を整理して決断するって簡単なようで難しい!一歩すすんだ子どもの成長を感じる本です。

    投稿日:2014/02/25

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  • 共感

    • ちょてぃさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子10歳、女の子6歳

    我が子も、この本の主人公のように赤ちゃんの頃使っていたタオルケットを肌身離さず持っていた時期がありました。新しい物よりも赤ちゃんの頃からの使い古した物の方が安心感があるにおいや肌触りがして好きだったので、とても共感してしまいました。主人公が成長していく様に感動しました。うちの子もすっかりあの頃のタオルケットとさよならしたけれど、とても懐かしく思います。

    投稿日:2012/02/29

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