「ぞうくんはむかしあかんぼでしたか」 ママの声

この作者と絵のコンビ
とても惹かれたので図書館で借りてきました。

が、ちょっとよくわかりませんでした。
意図が掴みきれず。

質問に息子は答えてましたが
そういう親子の会話を楽しむ絵本かなと
勝手に解釈して楽しみました。

ペンギンがどうしてエレベーター乗るの？
とずっと言われ続けてしまい
返答に困っています。

言葉の美しさに惹かれて読んでみました。

息子は詩は苦手で、ストーリー展開のはっきりしているものの方が好きなのですが、この本は、詩が短くて、絵もよく対応しているので、比較的楽しむことができました（詩の絵本は、詩が長くて、絵もイメージで書かれていて、具体的でないのが多い気がします）。

かばとライオンのページが特に好きで、絵を見ながら、詩の中の疑問に自分なりに答えています。

りすちゃん　りすちゃん
みせておくれ
リュックサックの　なかを　みせておくれ
くるみはいくつ？
きいちごいくつ？

動物たちに対する、子どもたちの素朴な疑問を、リズミカルな口調で問いかけています。
カンガルーのポケットの中に、時計？
かばくんのおふろは？

と、その発想もなかなかユニークです。そんな考え方もあったのかと、思わず大笑い。
そして、動物たちの動き、描き方に、身近な存在を強く感じることができます。

色んな動物に問いかける詩で出来ています。繋がったお話ではありません。
子供の素朴な疑問、といったところでしょうか。動物にぜひ答えて欲しいところですが、そうもいかないので挿絵を見ながら娘と想像してみます。
挿絵がとてもかわいらしいです。
2才くらいの子におすすめです。

｢かばくん｣や｢ジオジオのかんむり｣などで有名な、コンビの絵本です。といっても、これはお話の絵本ではなく、ひとつひとつ独立した詩（というよりは、節をつけて歌いたくなる童謡みたいな）絵本です。

幼い子供たちは、身近な動物に対して、きっとこんな風に考えてるんだろうな、と思うような素朴な疑問を詩にしています。
そして、中谷千代子さんの絵は、とっても本物っぽいのに、擬人化されていて、そのミスマッチ感が、何とも言えずユニークです。
題名とはまた少し違う、ぞうの赤ちゃんのページが、もうすぐ４才になるのに、まだまだ赤ちゃん気分の次女と重なり、我が家のお気に入りのページになりました。

　カンガルーが、ポケットに時計をしまっておいたり、ロバのお弁当はおむすびか？サンドイッチか？を聞いたりと、実際にはないけれど、子供達はこんな事も疑問に思っているのかなあと感じた絵本でした。動物達の擬人化ちょっと面白い。