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ちえちゃんの卒業式」 ママの声

ちえちゃんの卒業式 作・絵:星川ひろ子
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2000年
ISBN:9784097272564
評価スコア 4.78
評価ランキング 561
みんなの声 総数 8
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  • 6年生に読みましたY 「ともだち」@

    • あんぴかさん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 女の子15歳、女の子8歳

    卒業式を1カ月後にひかえた6年生への読み聞かせの第6回目は,
    卒業近くなったら必ず読もうと決めていた,この「ちえちゃんの卒業式」と,
    谷川俊太郎・和田誠コンビの「ともだち」を選びました。

    今回のテーマは「ともだち」。
    この絵本を初めて読んだ時,一番感動し涙したのは,
    友達がちえちゃんのことを書いた作文です。

    縄跳びの難しい技ができなくて,練習が嫌になってきている女の子,,,
    のとなりで,不自由な体を一生懸命動かして,
    8の字書き(縄跳びの簡単な技)を汗だくで練習しているちえちゃん。
    「あー,もうできない!」と女の子が叫ぶと,
    ちえちゃんがすかさず,「がんばってね!」と汗に光る顔をむけて
    友達に声をかける。。。体全部が熱くなるほど,練習に打ち込む二人。
    「けっきょく,わざはできなかったけれど,
     ちえちゃんのおかげで,がんばる勇気をもつことができました。」

    ここに障害の障壁はありません。
    ただ一生懸命生きている友達を尊敬し,
    自分も一生懸命生きようとする…
    真の「友情」って,こういうことを言うのでしょうね。

    この作文のページにある写真が,すごくいいんです。
    ちえちゃんを入れた それぞれに個性的な4人の女の子が
    (それも6年生の時期の女の子って,体格にすごく差があって,
    まるで同じ学年に見えなかったりすることがあるんです)
    ほんとにいい笑顔で,仲良く話をしている写真。
    目の前にいる6年生の子供たちとダブって見えて
    そして,遠い日の自分が,小学6年生だった時の友達の顔も
    だぶって見えてくるような写真です。

    写真絵本は,初めて持って行ったので,
    子供たちは最初,物珍しさで見ていたようですが,
    お話が進むにつれ,
    自分と同じ年のちえちゃんに,気持ちを寄せていってくれたようです。
    ちえちゃんがひとりぼっちで悲しむ場面では,眉根を寄せ,
    笑っているちえちゃんを見て,にっこりとしてくれました。

    後ろの方で担任の先生がいつも見ていてくださるのですが,
    この本を読み終わったら,その先生が一番大きな拍手をしてくださいました。
    その顔を見てみると,目が真っ赤!
    後で聞いたら
    「・・・泣きました・・・」
    巣立つ子を見送る方が,涙は多いものですよね((T_T))

    続けて,テーマそのもの「ともだち」を読みました。

    投稿日:2010/02/11

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  • 子ども達は悩んで大きくなる。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子18歳、女の子14歳

    小学館の「しょうがいってなあに?」というシリーズの写真絵本です。
    『障害』にもいろいろありますが、この絵本で取り上げている主人公のちえちゃんは、早く生まれすぎたために体のいくつかの機能が発達しそびれてしまったタイプです。
    それでも写真の中のちえちゃんはたいていいつも笑顔で、何かに一生懸命取り組んでいました。
    書くことや歩くこと、たいていの子ども達が当たり前にやっていることが自分には出来ない。
    常に介助の人の力を借りなくてはいけない。
    そんなことで、小学校高学年になると、クラスメートとお上手くいかなくなってしまったことも書かれていました。
    簡単なやり取りしか抜粋して書かれていませんでしたが、
    この短いやり取りの中で、ちえちゃんを含む、このクラスの子どもたちには、色々な感情や想いがあったことと想像しました。

    写真が多く読みやすいです。
    等身大のちえちゃんとそのクラスメートたちの姿がとても自然に映し出されています。
    「障害」に関心のあるお子さん、クラスメートにそういうお子さんがいて、どう接していいかわからない。と思っているような子どもたちに、
    特に読んでもらいたいです。

    投稿日:2014/04/01

    参考になりました
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  • お友達

    • あみむさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 男の子13歳

    文章がとてもよくって、ちえちゃんの気持ちが
    ダイレクトに伝わってきました。
    思わず自分が子供の頃、お友達とうまくいかなくなった
    時のことおもいだしちゃったくらい。

    障害を持っている方に出会ったとき、大人って
    お手伝いをしたいけれど、お手伝いを申し出ることは
    失礼にあたるのかな、とか、色々悩んでしまうと思うのです。
    でも子供って違うんだな〜、ちえちゃんとお友達の間に
    障害の壁ってないんだな、って思いました。

    本当は卒業前の6年生への読み聞かせに使いたかった
    のですが、なかなか平静には読めないので、残念ながら
    見送りましたが、ぜひぜひたくさんの子供たちに読んで
    もらいたい一冊です。

    投稿日:2013/02/26

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    0
  • 卒業の本を探していたら

    卒業の本を探していた時にふと目に止まった本です。

    障碍のあるちえちゃんの成長とその時々のちえちゃんの心情が描かれています。

    中でもちえちゃんが一人ぼっちな気持ちを抱えていた時に、クラスメートがちえちゃんのことをどう思っているのかを話す言葉の中で「もっとひとりでやれることがたくさんあるんじゃないか」という言葉が胸に響きました。

    真剣な言葉ではあるけれど、大人としてはドキッとさせられる、辛辣にも聞こえる言葉です。

    ただこんな言葉を発することができる子は、真剣にちえちゃんと向き合っているからこそ出てくる言葉のようにも思いました。大人だったらもっと言葉を選んでとかオブラートに包んでとか考えてしまうだろうと思うのです。

    涙もろい私はこの本を読んでいる間にも涙ぐんでしまうので、読み聞かせをするのはちょっと難しそう。

    実話だし、写真絵本であるので、真実がそのまま胸に届いてくる本だと思いました。

    投稿日:2012/03/24

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  • いっしょに頑張ろう

    • ねーねーさん
    • 30代
    • ママ
    • 山口県
    • 女の子11歳、女の子10歳

    四肢に障害を持っているちえちゃんとお母さんの小学校卒業までの歩み。大変な事もたくさんあったけどちえちゃんは6年3組のみんなの事は忘れない!という。
    からかわれたり無視されたりいやなこともあったけど、みんなで話し合い
    『クラスのみんなも手助けをするけれど千恵ちゃんも自分でできる事を増やしていくように頑張る』
    という事に決まる。
    そんな話し合いを6年生でするなんて・と驚く。
    大人のほうが変に気を遣ったり、むやみに手を出したりしてしまい、本人の為になっていない事もあるのかもしれない。
    小さい頃から普通に、障害のある人に接していると社会に出てからも自然に接する事が出来る大人になると思う。
    助け合って生きていくという事を自然と身につけられるといいなとつくづく思う。

    投稿日:2007/03/06

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  • 障害を抱えたお友達

    図書館の絵本のコーナーで見つけたのですが、写真と文章で綴られているので、絵本では?ないと思います。
    ちえちゃんは、早く生まれてしまったため、歩けないと言う、足に障害をもって生まれてしまいました。
    小学校六年生、なんとか頑張って、普通の小学校を卒業するお話です。
    息子は、来月から年長になるのですが、昨夏から足が少し不自由な、言葉も少し手話を交えながらお話するお友達が園にやって来ました。いつも明るくて、みんなの人気者です。
    ちえちゃんのお話を読んだときもそうでしたが、身体は少々不自由でも、心まで不自由ではないと思いました。
    「何かをしてみたい」好奇心は、いたって旺盛だし、心もとっても敏感です。
    私たちは、障害者と特別な目で見てしまうこと、まだまだあるんだなと改めて、反省しました。
    学校などで読み聞かせを是非、して頂きたいと思いました。

    投稿日:2004/03/21

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