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ちいさなとりよ」 ママの声

ちいさなとりよ 作:マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵:レミー・シャーリップ
訳:与田 凖一
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\880
発行日:1978年11月
ISBN:9784001151541
評価スコア 4.67
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みんなの声 総数 17
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  • 埋葬

    子供たちが死んでいる鳥を見つける、というところから始まります。
    娘たちは、えっ!と言っていました。
    確かに絵本ではなかなか衝撃的な始まり方ですよね。

    その後、子供たちは大人がやっているように、鳥を埋葬し、花をたむけ、歌を歌います。鳥のことを忘れてしまうまで続けます。

    子供は大人をよく見ている。そして死を意外にも理解できているのかもしれないと思いました。

    投稿日:2020/09/04

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  • 埋葬

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子5歳

    この子どもたちの埋葬の様子は
    幼いころから母に教わり、
    飼っていた金魚やグッピーをよく埋葬してきました。

    死んでいる生き物がいると
    ついつい埋葬してあげたくなるけれど、
    主人が「病原菌がいるよ」と
    あまり子どもたちに触れさせようとさせません。
    もちろん、実際、科学的にはそうなのでしょうが、
    情緒面を育てる上で、そういうことばかりを
    気にかけていていいのかと
    最近悩んでいます。

    子どもたちは最後忘れて遊ぶ子どもたちを
    非難していましたが、
    それこそが子ども、人間のような気がします。

    いろいろ考えさせられる素敵な絵本でした。

    投稿日:2020/08/07

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  • 生き物の死

    生き物の死って悲しいです。我が家で飼っていたにゃんこも
    先日死んでしまい・・一番好きだったにゃんこはずいぶん前に
    死んでしまったので、今回のにゃんこの死はそれほど悲しくない
    だろうなあなんて思っていたのですが、やっぱり悲しい。
    心にぽっかり穴があいたようになります。

    この絵本の中で死んでしまったものは、長年一緒に暮らした
    飼い猫ではなくあるひみつけた「とり」なので、うーんと悲しい
    気持ちにはなりません。でもやっぱり心に穴があいたようになります。
    自分とかかわりがあってもなくても「いたはずのもの」が「いなく
    なってしまう」って考えると、しんみりしてしまうものなのですね。
    ひんやりとした空気を感じながら、死について、とりとめもなく
    気持ちをめぐらす絵本です。

    投稿日:2016/01/22

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  • 死を想う

    マーガレット・ワイズ・ブラウンさんの絵本が
    もって読んでみたくなり。
    ちょっと切ない内容
    「その とりは こどもたちが
    みつけたとき しんでいました
    からはじまりますから、、、
    子ども達は、とりのために、お墓を作ってあげます
    虫好きの息子は虫の死とリンクしたようでした
    死を想う時間をつくってくれる絵本
    なかなかないように思う

    投稿日:2015/11/03

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  • 命について。

    息子は一読したのみでした。ワクワク冒険ものが好きなので好みではないのはわかっていました。
    この本は特別ドキドキすることもない静かで美しく優しく、そして残酷さもあるお話。
    心にゆっくり入ってくるお話でした。
    もう少し息子が成長したらまた読んでみたいです。

    投稿日:2015/08/22

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  • 命の終わり

    図書館の「戦争の本」コーナーで見つけました。
    戦争が直接のテーマの絵本ではありませんが、命の大切さや亡くなった者への敬いの気持ちなどが書かれています。

    文章のみ・絵のみのページが繰り返される、独特の形になっています。

    文章の切れ目が不自然に感じる箇所がたびたびあり、読みにくい印象があり、それが少し残念です。

    投稿日:2011/08/27

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  • 夢の中にいるような不思議な色使い。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    私は最近はじめてこの絵本を知りましたが、もっと子どもの頃に出会えていたらなと、思いました。
    マーガレット・ワイズ・ブラウンならではの、詩のようなリズムの文と、子どもたちの目線や心の動きを描写している言葉、R・シャーリップの夢の中にいるかのような不思議な色使い。
    とても心に残りました。

    子どもたちの学校には、たいてい飼育小屋などがあって、家にペットがいなくても、小さな生き物と触れ合う機会、死を看取る機会はあると思うんですよね。
    そんな子どもたちの心にも、そっと届いてくれる絵本だと思います。

    投稿日:2010/10/18

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  • 落ち着いた心に

    • けいご!さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子11歳、男の子7歳

    日本語のタイトルでは、「ちいさなとりよ」ですが、原作では「THE DEAD BIRD」となっています。お話の最初から、死んだ小鳥が出てくるのでおどろいてしまいましたが、子どもたちの小鳥に対するごくごく自然な行動をながめながら、知らず知らず子どもたちに自分の気持ちを重ねてしまっていました。
    子どもたちの悲しみと、小鳥にしてあげたことに対する充実感が静かに伝わってきます。死を静かに受け止めるということを、この本を通して教えられる気がしました。

    投稿日:2010/08/04

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  • 表紙

    美しい表紙が気に入ったのでこの絵本を選びました。スカイブルーに黄色い凧がとてもよく映えていてうっとりしました。子供たちの優しい気持ちが伝わってくる描き方が気に入りました。自分達に出来る事は何かを自ら考え行動することの大切さを学べる絵本でした。文章だけのページと絵が登場するページが交互に構成されているのもセンスを感じました。

    投稿日:2010/07/08

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  • わすれてしまうまで・・・

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    死んだことりを見つけ、お墓を作ってあげる子どもたち。
    それぞれに、色々な思いがあるのだろうと想像させられます。
    子どもたちは、精一杯じぶんたちにできることをします。

    作者は、命の重さを教えてくれます。
    しかし、亡くなった命をいつまでも嘆き悲しむことのないようにと言っているようです。

    表紙で元気にたこあげを楽しむ子どもたちが、最後のページでも仲良く遊んでいます。
    「こどもたちは とりの ことを わすれてしまうまで」という文章がとても意味があると思いました。

    投稿日:2008/11/05

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