この絵本は、虫好きの息子が図書館の棚から、自分で選んで来たものです。旅行を案内するあまがえる、人間の捨てたペットボトルを改造したのふね、ツアー料金はお弁当付きの5百円。そのお弁当メニューは、とにかく笑えちゃう。池の中の生き物たちも詳しく描かれていて、息子は大興奮。お話の世界に没頭していました。楽しく面白く、読み聞かせを終えようとしていた時です。
あとがきにふと目を通した瞬間、新潟県・・・川口町と言う活字が目に飛び込みました。これは、先日新潟で起きた地震の被災地です。
これらののどかな自然を破壊してしまった憎らしき地震です。
息子も地震のことは、ニュースを見て知っておりますので、明るく楽しい顔から一転、暗い顔になりました。
読み終えた後、とても悲しくなってしまいました。
「頑張れ!新潟」「頑張れ!川口町」と思わず、叫んでしまいました。
いつかまた、のどかな自然の中でゆったりと生き物たちが旅行出来ることを心より祈っております。