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〈天才フレディ〉と幽霊の旅」 ママの声

〈天才フレディ〉と幽霊の旅 作:シド・フライシュマン
絵:野沢佳織
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,540
発行日:2011年03月
ISBN:9784198631451
評価スコア 4
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  • 表紙は明るいですが

    人として生まれてきた中で次の世代にぜひ伝えておきたいことというのがあるように思います。

    それが作家や芸術家であるならこのことだけは作品にするまでは死ねないような強い思いを持った題材というのもあるかもしれません。

    テレビを見ていて戦争を知らない子どももすでに66歳というのがありました。第二次世界大戦からすでに66年。

    その現実を知る人が少なくなれば風化していくものでもあります。

    表紙の明るさからは戦争ということは全く感じることができませんが、

    この作品は、第二次世界大戦後のヨーロッパで腹話術師をするフレディという若者と少年の幽霊が出会うという話です。

    その少年は、13歳になる前にナチスに殺されてこの世にやり残したことがあるのです。

    読んでいる間、読み終わった後、ずーんとした重たい思いを引きずりました。

    思い主題でありながら、ユーモラスな場面も盛り込んで重くならないようには書いてあるのですが、伝わってくるものはやはり重いのです。

    作者のシド・フライシュマンはユダヤ系のアメリカ人だったそうです。

    訳者のあとがきとしてホロコースト関連の児童書の紹介が載っています。

    その中で上げられていた『マルカの長い旅』を私も読みました。

    経験や表現力が熟成した時期に平和への祈りをこめた戦争を主題とした作品を描く作家が多いのは、

    これだけは伝えておかなくては、風化させてはいけないという思いの表れでもあるように思うのです。

    YAジャンルだと思いますが大人まで読んでいただけたらと思う作品です。

    投稿日:2011/04/29

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