もりのおくで動物達と暮らしている、金太郎の孫“キンタン”。
おじいちゃんから〈もりのたから〉をジャムおじさんに渡すよう頼まれていましたが、
ばいきんまんに奪われてしまい・・・というお話です。
意外なものが〈もりのたから〉なのですが、やなせ先生らしいなぁ、と納得。
どんなに沢山のお金や高価な宝石があっても、森では役に立たない。
生きる為に大切な〈あること〉が宝なのです。
ジャムおじさんとバタコさんが歌う『おいしいパンをつくろう』に通ずるものがあります。
(死んでしまう♪という歌詞にはビックリしましたけれど・・・;)
勇ましい表情と格好から、キンタンは男の子だとばかり思って読み始めたので、
ちょっとビックリしました(笑)。
一人称が「おいら」だったり、「〜よ」「〜なのね」という話し方もあれば「〜だ」もあり、
キンタンのセリフ・声音をどう読もうか悩みますf^_^;)