乙武 洋匡さんの訳ということで、大人には、伝えたいことが、充分に伝わってきます。
そういう、先入観を持たない、4歳の我が子も、とても気に入ったようで、何度も読んで欲しいといっています。
実は、クラスにひとり、発達の遅い子がいます。
子供たちも、その子のことを、特別視しはじめています。
言葉を、うまくしゃべれなかったり、先生の言うことをうまく理解できなかったりする”現実”を目の当たりにして、どう受け入れていくか、子供たちなりに模索しているようです。
子供は、この本を読んで、そのことと本を関連つけることはしていません。
でも、最後にみんなが”そのままのかっくん”を受け入れて、仲良くなった場面を見て、”ほっとする気持ち”を、少しだけ味わえたことで、充分だと思いました。
4歳の子にも、いじわるされたときの悲しい気持ちは、もう解っているので、読んであげてよかったと思いました。