小学生の時に大好きだった「ドリトル先生」を別の出版社の、別の邦訳者の作品で読んでみました。
邦訳は河合祥一郎さんです。河合さんはほかにも新訳で、「不思議の国のアリス」とか、「ピーターパン」とか、「ナルニア国物語」などの新訳をされています。
文庫なので、ポケットサイズで持ち運びが楽になってます。
挿絵も今風で、かわいらしいです。
私個人は福音館書店から出ていたロフティング自身の挿絵に愛着がありますが、今の子どもたちにはこういう挿絵のほうが手に取られるかもしれません。
ドリトル先生も、妹のサラも、昔自分がイメージしていた人たちよりかなり若い感じになっていました。
ドリトル先生は元は人間を見るお医者さんでしたが、オウムのポリネシアに動物語を習ってからは動物のお医者さんになりました。
動物と自由に話が出来るお医者さん、動物好きにはたまりませんよね。
性格は温厚で、一見のんびりと構えている人ですが、こうと決めたら猪突猛進的なところもあります。
見ていて人間的に面白い人です。
ドリトル先生を支えてくれる仲間の動物たちも、個性豊かで楽しいファミリーという感じです。
本好き、動物t好きのお子さんたちには一度は手にしてほしいシリーズです。