1年生になった娘が、借りてきました。
タイトルに「1年生」とついていたので、内容を知らずに借りてきたようです。
私も下読みせずに読み聞かせましたが、あまりに悲しいお話に涙をこらえて読みました。
娘にとってもショックだったようで、ずっと「悲しい、悲しい」と泣きそうになりながら聞いていました。
「死んだ子の歳を数える」とは言いますが、けんぼうを亡くしたあとのご両親の姿はまさにそのもので、同じ親として胸が痛くなります。
娘には「親にとって子どもを亡くすということは、自分が死ぬよりも辛いこと。もしあなたがいなくなったら、私もこんなふうに苦しいと思うよ。」「だからお母さんのためにも、自分の命を大事にしてね」と伝えました。
正直、これが正解だったのかわかりませんが、親がこの絵本から感じたことを、率直に伝えるしかできませんでした。
本人も命のはかなさ、重さを少しは感じることができたように思います。
数日して「けんぼうは3歳で死んじゃったから、小学生になれなかったんだよね。生きていたら1年生だったんでしょ?」と突然言い出すこともあり、悲しいお話ではありますが、しっかりを心に何か残ったんだな、と思っています。