6歳の息子と読みました。
舞台はどこなんだろう・・・
息子曰く「砂漠!」との事なので、
アフリカっぽい気がします。
砂漠のど真ん中のバス停で、バスを待つ主人公。
ラジオから聞こえる異国の音楽
トントンパットン トンパットン
そのうち日が暮れて、夜になり・・・
そのままバス停に、野宿。
空は一面の星空です。
いつまで待ってもこないバスを、
イライラすることなく待つ主人公と、
ラジオから聞こえる音楽
トントンパットン トンパットン
なんだか、毎日忙しくてイライラしてる自分や、
息子をせきたてる自分をぜーんぶ忘れて、
息子と二人、アフリカの砂漠でバスを待ってる気分になります。
今日できないことは、明日でいいや。
そう、思わせてくれます。
次の日、砂煙をあげてバスが来た!
ええ〜?!っという展開でしたが、
息子はこの流れがとっても気に入った様子。
最後、バスが行った後の、
トントンパットン トンパットンが
小さい文字で書かれているのも、
とっても印象的でした。
あんまりガツガツ進まないで、
たまには流れに身を任せようよ。
忙しい日本人へのメッセージのようにも、思いました。
絵も、細かく描かれているわけではないのですが、
ゆったりとした時間の流れや、
バスの砂煙が、とってもよく描かれています。
お勧めの一冊です!