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こぐまと二ひきのまもの」 ママの声

こぐまと二ひきのまもの 作・絵:西川 おさむ
出版社:童心社 童心社の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2004年09月
ISBN:9784494008278
評価スコア 3.67
評価ランキング 46,956
みんなの声 総数 11
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  • 焦点はどこに?

    ニひきのまものがりっぱなまものになろうと、修行の旅へと出かけていきます。

    その修行とは、とくかく悪行を重ねることです。この「悪行」という言葉、読んでもらった子は「?」とならないでしょうか?それとも今は戦隊モノなどのTV番組を見ているから、すんなりと入っていくのでしょうか?

    しかしこの二ひき、優しいところがあると絵本では言っています。人間に出くわした時、自分から襲うことはなかったものの、人間が銃を打ってきたら我を忘れ、襲いかかり、赤ちゃん連れの両親を殺してしまう。しかし赤ちゃんのことは哀れで、育てることにします。

    その後、人間がくま狩りをしているところに出くわし、人間が母ぐまを殺そうとしているのを見て、凶暴性を発揮、人間を襲います。しかし、連れていた赤ん坊が人間が撃った玉にあたって死んでしまいます。そのあとの魔性ぶりは、すごく残酷なシーンでありながら、絵から伝わってくるものがなく、のっぺりとした感じしかしません。

    後半は、母ぐまを殺されてしまったこぐまを育てる二ひきのまもの。

    しかし、「まもの」であることと、赤ちゃんや、こぐまを救って育てるという二律背反な性質の描き方が、中途半端で、この絵本は何をテーマに、誰に読んでもらおうとして描かれ、編集されているのか、焦点がぼやけてしまっており、読後感はとても「ザラリ」としていました。

    投稿日:2014/09/18

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  • ちょっと見れない場面が・・・

    • キンコママさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子4歳、男の子3歳、男の子1歳、男の子0歳

    二匹の魔物がでてきて、その魔物は心がとても優しい。初めの方の笑った二匹の顔はとてもいい表情をしてますが、途中から魔物の本性がでてきた時・・とても残虐な場面も多く、命を軽く描いてるようにも感じれる場面があり、子供に見せるのを戸惑ってしまいました。子供達も人が魔物に殺される場面を見た時は、さすがに「なんでこんなふうに食べられちゃうの?気持ち悪い絵だね」なんていう感想が返ってきました。絵本は子供の心に与える影響が大きいだけに、私は今後この絵本は見せないと思います。

    投稿日:2007/09/11

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  • いい本なのですが・・・

    とってもいい絵本です。でも、残虐なシーンがあるので、☆2つにしました。

    下っ端の魔物のベロンとゴッシ。
    悪行を重ねる旅に出て、立派な魔物になろうとします。

    はじめは、人間の親を殺してしまったことに深く後悔します。そして、その赤ん坊と旅に出るのですが、守りきれず、死なせてしまいます。そして今度は、クマの子を守るために凶暴になって、人間と戦います。
    でも、魔物以外のものに情けをかけたので、ベロンとゴッシの体は、衰えてしまいます。
    「りっぱなまものになれなかったけど、こうかいしていない」・・と、ちりになってしまいます。

    この本では、人間たちは敵で、魔物にたくさん殺されてしまいます。本の中では、描かれていませんが、その人間ひとりひとりにも、家族も生活もあるはずです。
    命を、軽々しく描かれているようで、その点は、納得いきません。

    魔物は、最後にチリになってしまうのですが、残された、子グマのことを考えると、複雑です。
    情けをかけて消えてしまうにしても、子グマの成長を見届けるまで、子グマを守って欲しかった。

    そんなことを感じました。
    とてもいい本だと思いますが、私はお勧めはしません。

    投稿日:2006/07/23

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  • 後悔はしない

    2ひきの魔物ベロンとゴッシが、立派な魔物になるために旅に出ます。
    魔物らしく悪行を積み重ねれば、力も強くなり、立派な魔物になれる。けれど魔物以外のものに情けをかければかけるほど、からだは衰えて小さくなってしまうのです。
    そんな2ひきが親を人間に殺された小さなこぐまに出会い、気持ちが変わっていきます。
    切ないお話ですが、「後悔はしない」という覚悟に救われました。

    投稿日:2019/02/27

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  • 複雑

    ものすごく感想を言葉にすることが、難しい作品でした。

    「いい人」「悪い人」と、単純に分けられる話ではないです。
    でも、現実ってそうですよね・・・
    同じ人でも、「いい人」に見えたり、そうでもなかったり。

    結末は、とにかく切なくて・・・

    大人になればなるほど、いろいろと感じる絵本だと思いました。

    投稿日:2013/10/23

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  • あたたかくせつないです

    図書館で借りました。「まもの」という文字で、怖い・戦う系を想像していました。読んでいくと、2匹の魔物のことが好きになって、心配になって、さいごは・・・・。
    意外な展開で、初めて読んだときは涙声になってしまいました。

    子供の感想
    8歳息子「なんか、かなしいね(子ど場失う感じ)」
    5歳娘「あれ?まものどこいったの?・・・・こぐまちゃんだいじょうぶかな」

    愛情とは何か、命とは何か、命とはどう使うものなのか、2匹の魔物が教えてくれる絵本でした。

    投稿日:2013/02/23

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  • 意外に切ない結末、、、

    魔物の二人は、魔物以外に情けをかけると衰えてしまうので、みんなに悪行をしないといけません。しかし悪さのついでに赤ん坊を拾い情けをかけます。が、ひどい人間を見つけて戦うときに赤ん坊を殺され怒って戦い、そのときに今度は小熊を拾います。大事に育てますがどんどん魔物は弱り、最後は風で消えてしまいます。

    とても切なくてちょっと泣けてしまいます。魔物が毛が生えていてかわいい動物ふうなのもよりそんな印象になります。もう少し良い結末はなかったのかなあとは思いますが、「それでも後悔はしない」と情けをかけたことをほこりに思う二人がかっこいいです。

    投稿日:2012/10/25

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  • せつなさをしった絵本

    • フォーシーズンさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子8、男の子6、女の子6、男の子3

    3歳くらいから何度か読みきかせ、自分でも読むようになったある日感想を聞いたところ、上手くいえないけど、寂しいとも悲しいとも違う感想を述べました。初めて「切ない」という気持ちを知った瞬間に立ち会えるとは!!私にとっても心に残る1冊になりました。

    投稿日:2012/02/25

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  • 魔物はやさしく悲しいけど・・

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子10歳、女の子8歳

    表紙は二ひきのまものがこぐまを抱いているので・・どんな本かなと思い・・借りてみました。

    書き出しは少し怖い感じで・・息子は『おっ・・』と身を乗り出したけど娘は『何事か・・』と引き気味・・・

    でも意外と二匹の魔物が愛嬌があってドキドキするけど・・って展開でした。

    悪いことをすると立派な魔物になれる旅に出かけます。
    なかなか悪いことが出来ない魔物・・・
    でも・・・

    こぐまを守るために人間と戦う魔物・・・
    こぐまにはすごく優しい顔の二匹、でも人間にはとても怖い魔物でした。

    人間の悪さも書いてあるので、まものだけが怖いわけじゃないのはわかるんだけど・・・
    読み終えて、親子3人固まってしまいました。

    この本のよさを分かる年齢っていくつなんだろう・・・すごく難しい絵本だと感じます。

    私てきにはこの魔物は優しい心が捨てきれなかった、
    そんな味がすごく出ていて好きです。
    けど・・・子どもに与えるという立場から見ると
    微妙で・・・悪い本とは思わないけど与える年齢や場を考えたほうがいいなぁ・・難しいなぁ・・という思いからこんな評価にしてしまいました。

    投稿日:2007/09/26

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  • とってもいいヤツでした。

    • てんぐざるさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子9歳、女の子5歳

    二匹の無邪気な魔物が、本物の魔物になる為の修行の旅に出ることになりました。
    でも、この二匹はとても心が優しいやつで、うっかり人を殺してしまっては泣き、クマを襲う人間たちに怒って、立ち向かったりするのです。
    目の前で母ぐグマを人間に殺された子グマの母がわりになって、育てますが…。
    とってもいいお話なのですが、私は個人的に、最後まで笑える絵本が好きです。
    優しさとか、いいことと悪いことの区別を教訓めいて教える難しかったり、悲しかったりするお話より、ちいさな子供たちには、最後まで笑って、ああ面白かった。楽しかった。って、思える絵本の方をより勧めたいなぁ。
    二匹の魔物がとってもいいヤツなだけに、きれいな終わり方だけど、こんなんじゃない終わり方にして欲しかったです。
    という訳で、評価はこんな感じになりました。

    投稿日:2005/04/19

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