おじいさんが大切に育てたかぼちゃの畑で、はたねずみの家族はひとつのかぼちゃを選び、食べることにします。
とうさんが切り取ったカボチャの身で、かあさんは毎日おいしそうな料理をつくります。
かぼちゃのスープ、かぼちゃのコロッケ、たねのからいり、そしてかぼちゃのケーキも。何とも美味しそうで、かぼちゃが食べたくなります。
身と種を運び出したかぼちゃは、すてきな家になります。シルバニアのおうちを思わせるような、可愛らしい家です。
かぼちゃがこんな風に畑になること、おじいさんが声をかけながら大切に育てていること。乾いた良い音がするかぼちゃは、おいしいこと。たねだって、乾かしてからいりすると美味しく食べられること。
そして何より、はたねずみのお母さんが、毎日つくるかぼちゃ料理がとっても美味しそうなこと。
かぼちゃについて、いろんなことを知り、興味をもつことができました。
娘たちには、料理の時にかぼちゃの中身を見せてあげました。
スーパーでも「ねずみが住んでるかぼちゃ、ないかな」なんて言いながら、美味しそうなかぼちゃを選びます。
おじいさんの優しさにも、心が温まる絵本です。