「ハティは、親切大きらい」 ママの声

子どもの気持ちは育つ環境や周囲の人との付き合い方などによっていろいろと変わってくると思います。気持ちがどのようであるかによって態度も変わってしまう。したくなくてもついつい。。。本当に奥の深い話でした。親の立場としても子供の気持ちを考えて、常に見守っていきたいと思いました。

残酷なハティの行動に，子供にはまだ読めないな〜と思ってしまいました。
この絵本は大人もしくは，この絵本の内容がきちんと理解できるくらいになった年齢の子供向けの絵本ではないでしょうか。

残酷な発言や行動の裏には，それだけの辛い痛みや悲しみがある。
生きていく上での環境がいかに大切かを思い知らされる絵本です。
例え，過酷な環境下であってもそこに温かく支えてくれる人や理解を示してくれる人がいたら，気持ちも心も全然違う。プラス方向へ向かって行くでしょう。
いかに周りの人々の存在が大きいかを。
子育てしていく上で，色々考えさせられました。

親切がだいきらいなハティ。彼女自身にもわからないようですが、本当にどうしてこうなってしまったのでしょうね？
ひとりでいるところからして親にすてられたとかそういう境遇だったりするのかな？と思いながら読みました。
でもまわりの人は彼女に手を差し伸べる気はあるのですし、彼女も自分について考えるのですから希望は十分ですよね。
しっかりとハッピーエンドです。

　「ハティは、ただ、すごく傷ついている」
という、波の声に、こころが痛みます。

　厳しい現実のなかで、どんなに傷ついても
　ハティのような子どもが、ひとりで解決できる
ことではありません。
　「波の声」のようなカウンセラーが、世界中にたくさん
いてくれるといいなと思います。

　傷つく子どもが、ひとりもいなくなりますように、、、。