ゆうかんなうしクランシー」 ママの声

ゆうかんなうしクランシー 作・絵:ラチ−ヒューム
訳:長友 恵子
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2011年05月
ISBN:9784097263203
評価スコア 4.6
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  • モ〜〜〜、ノックアウトされました!

     モ〜〜〜、ノックアウトされました!
     なんと作者12歳の時の作品だそうです。
     小学校の自由研究で作った物語なんだそうです。

     表紙絵の牛らしき絵から、なんか愉快そうなお話だなとは思いましたが、こんなに笑わせられるとは、ホント笑いました。

     扉絵前の献辞から、フフフです。
     主人公は、シロオビ・ギャロウェイ族の牛の子クランシー。
     彼が生まれた時、胴の周りに白帯のような模様が無かったので、両親は、ガッカリ。でも、心から彼を愛していました。
     でもでも、やっぱり真っ黒な毛の彼は、仲間はずれ。
     このあと、胴の周りを白くしようと彼が努力する姿が愉快で大笑いしました。

     シロオビ・ギャロウェイ族の仲間は威張っていたけれど、体はそれほど大きくなかった。
     毎年行われるレスリング大会で、ヘレフォード族に負け牧草の少ない牧場にしか住めなかったから、体が大きくなれず毎年負けの悪循環。
     クランシーは、真っ黒な体だったので、闇にまぎれて夜にヘレフォード族の牧場へ豊かな牧草を食べに行っていた。
     そしたら、体がみるみる大きくなって、レスリング大会へ、・・・。
     この後のクランシーのレスリングの練習のページで、出てくる技(ウシガタメ・ヒズメタックル・ウシフウシャ等々)に大爆笑です。
     
     さて、クランシーが勝ったか、エンディングは読んでのお楽しみという事で、・・・。

     コンプレックスを自信に替え、仲間に頼もしく思われていくクランシーの姿が素敵です。
     恋あり戦いあり、そして共生ってことまで教えてくれます。
     ん〜〜〜、やっぱり名作です。
     作者さんのその後の経歴を読み、やはり魅力的な方だな〜と思いました。

    投稿日:2011/11/08

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  • 牛に対する大きな愛情

    表紙のうしに向けられた矢印がなんとも面白くて思わず手に取りました。
    仲間から仲間はずれにされていたクランシー。ある夜、となり族のこれまた体にコンプレックスのあるヘルガと出会って仲良くなります。
    「黒くても、白くても、それから赤くても、ぼくたちは同じ牛じゃないか。柵を外して、みんなで一緒に暮らそうよ」というラストのセリフは、とても素敵ですね。
    こちらの作品、作者が12歳の時に自由研究で作った物語と知って、とってもびっくりしました。冒頭の「世界中の全ての牛に、この絵本を捧げます」というセリフからも、作者の牛に対する大きな愛情が感じられます。

    投稿日:2016/07/01

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  • 本物でした

    この絵本には二種類の牛が出てくるのですが、本物の牛からかかれていたのにビックリ!!最後の方に実際の写真が載っていました!!物語は、最初は仲が悪いのですが、最後にはみんな仲良くなってよかったって言う感じで面白かったです。

    投稿日:2012/08/19

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  • 大人にもおすすめ

    • らずもねさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳、男の子2歳

    自分たちと違うからと
    クランシーのことをいじめていた牛たちが情けなく浅はかで
    かっこ悪く感じます。
    子どもたちの心に人と違うことで差別することを間違っていると
    はっきりと感じさせてくれる素敵な絵本です。
    黒だとか赤だとか関係なく同じ牛なのです。
    オリンピックを観戦しながら世界はひとつだなぁと感じています。

    投稿日:2012/08/07

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  • 心も勇敢!

    • リーパンダさん
    • 40代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子11歳、女の子9歳

    仲間外れになっていた牛が立派になって
    二つのチームをまとめる・・
    そんな話を12歳の時に創作した話なんだって。
    すごいと思わない!!
    感動した子供の声に思わずびっくりでした。

    いろんな違いから色々言われても、
    勇敢で人の気持ちに立って考えられる、
    仲間思いって最高だな〜と絵本から・・
    というか子供の想像力から学びました。

    投稿日:2012/02/18

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  • 12歳の子が書いたと思えない!

    12歳のオーストラリ人の男の子が夏休みの自由研究として作った本だそうで、絵も文も荒削りな感じですがとてもよくできていると思います。

    二つの種族の牛は牧草地を巡って対立を続けます、あるとき白黒の牛の種族に真っ黒な牛が生まれたことで様々なことが変わっていきます。

    牧草地の権利をレスリングの勝ち負けで決めるなど、12歳の男の子らしいアイディアがちりばめられています。
    とはいえ、異種族同士の争いや、種族を超えた友情、そして和解など深く考えさせられるストーリーも魅力ではないでしょうか。

    原住民と移民がともに暮らすオーストラリで育ったから、こういう話がかけるのですかね。8歳の息子は同世代の子が本を書いたという事実にかなり感動していました。中・高学年の子にはいい刺激になると思います。

    投稿日:2012/02/14

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  • ユーモアあり、感動あり

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子11歳、男の子9歳

    とにかく、とっても愛嬌のあるうしの絵が描かれていて、読んでみたら、とても面白いんです。

    ちょっと、「ラチとライオン」のおはなしを思い出すかな。

    仲間と体の模様が違うだけでいじめられていたクランシーが、仲間のために闘うことになり(またその特訓が面白い)、さらには今までよりもっと住みやすいくらしになるようにしてしまうのです。

    人と違うっていうことは、得てしていじめられたり目立ってしまって、嫌な思いをすることが多いかもしれないけれど、このおはなしのように、だからこそ何かを変えられる力を持っているのかもしれませんね。

    投稿日:2011/12/06

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