とても不思議な宇宙服(?)を着た人(顔が全く見えない)が表紙絵になっている本で、一応絵本のような扱いになっていますが、
どちらというと「ショートショート」の小説を少し絵を多くして絵本みたいに絵本のサイズで出版している。という印象を受けました。
ショーン・タンの作品は他にもいくつか読んでみましたが、どれも、絵本というより、芸術作品という感じです。
不思議なお話、特にSFチックなものが好きなお子さんにはお薦めしたいです。
ショート・ショートで、どの話もとても短いです。ストーリー性のあるお話に加え、まるで雑誌の広告かTVCMのようなお話(?)もあって、正確に○個のお話が入っています。と言い切れません。
また1ページに書かれている字は小さく、とっても凝縮されていました。(字数は多いということです)
この作品は読んであげたわけではないのですが、うちの上の子が勝手に手にして読みました。
うちの子は表紙絵にもなっている『壊れたおもちゃ』という話が一番よかったそうです。
私は「エリック」(小さな小さな宇宙人の話)と
広告のような「ペットを手作りしてみよう!」がよかったです。
「エリック」はラストシーンがジ〜ンとしてしまいましたし、
「ペット…」は本当になるなら試してみたくなるような内容で楽しかったです。