この手の低年齢向け(?)の作品で、これほど命令調のタイトルに、まずびっくりしました。
確かに、そこに愛がこもっていれば、親や親族、親しい人たちなら《とっとと》という言葉を使うかもしれませんが、絵本のタイトルとしてはとても珍しいんじゃないかと思います。
要するにもう、いろいろな動物たちは眠っている時間なのに、「君は何で目を見開いて起きているんだい?もう、遊ぶ時間は終わりだよ」みたいな内容でした。
作品の中にいろいろ登場する動物たちの寝姿がとても可愛かったです。
リカルド・コルテスの描く人物や動物の絵はすごくリアリティーがありました。
この絵本はなかなか寝付けないお子さんがいたら読む作品ですね!
最初はちょっと乱暴な感じのする文だなと思いましたが、何度か読んでみると意外とこの文の中に骨太の優しさも感じることができました。
この絵本はパパが書いているようなので、できれば読み手も現役子育て中のパパさんがよいかと思います。