絵は個性的でとっても面白いです。もっともっといろいろな場面を見てみたい楽しみな絵描き(作家)さんでした。
「悪いことがしたい」主人公は、ハチャメチャないたずらっ子。
その行為そのものを思い切り楽しませてあげる(この絵本でずっと聞き手らしい)お母さんって、すごいと思いますが、
合いの手としての返事が「おもしろかった?」しかなかったのが残念です。
「悪いこと」だとわかってやっている行為に対して、満足するだけやらせたら、「面白かった?」じゃないと思うんですよね〜。
母親なら特に!
エネルギーを発散させたそのあとが大事だと思うのですが、そこの表現が何となくうやむやで力不足に感じました。
私自身がこのお話を読み聞かせしたら、未消化な状態になりそうなので、ちょっと子どもたちには紹介できないかなぁ?