「はじめ小さな草原に」 ママの声

最近この絵本を友人から薦められたのが出会い。久々に絵本で完全ノックアウトされました。
偽善がなくて、人類愛の大テーマですよね〜。深い！でもシンプルで、よどがわさんの言いたいことがなんとなくわかります。子供達が大人になっても平和な世の中であってほしいですもん！
そのためには、我が子達をまず穏やかな人間にするのがママである私のお仕事かなあ。と思って読み聞かせしてます。
子供達もドキドキしながらじっと聞いてますよ。

　そうそう、こんな絵本を探してたんです。
　最近子どもの悪いニュースが多いですよね、本当に増えました。もう驚かなくなってしまうほどに。
　すぐにキレる・友達を傷つける・親を傷つけるような事件。
　人間って国同士だけじゃなく、身近な人達とも争ってしまうんですね。相手に嫌悪感を持ってしまう心理描写。「はじめ小さな草原に」はそのへんが上手に描かれてありました。
　争いのムナシサが読んだあとに分かる、幼いうちに知っていてほしい絵本でした。
　あと、絵柄もとても細かいところまで描き込んであるので、子どもの想像力で楽しめるみたいです。
　ラブ　アンド　ピース！　
　おすすめ本です。

難しいです。
結局、泉はいったい誰のものだったのでしょうか。
先着順？それとも皆の共有財産？
よく見るとポンプを設置したのは紛れもなく悪役「赤」の人。
どうやら「みんなで仲良く使えばよかったね」という
単純な話ではないような気もします。
そこで、一緒に読んだ６歳の息子に感想を聞いてみたところ
「赤い人や黄色い人や青い人なんて本当はいないんだよね。」とのこと。
いや、そういう問題ではなくてさ…と言いかけて、
あ、そうなのか？そこなのか？と、目からウロコ。

……泉はいったいだれのものだったのでしょう
という一文に踊らされてしまったのは、恥ずかしながら親のほうでした。

難しいテーマだと思うときは、ぜひ、お子さんとブックトークを。
驚くほどの想像力と観察力を発揮してくれるかもしれませんよ。