「クーの おるすばん」 ママの声

ひとりでおるすばんしていた　犬のクーちゃん。
ありゃりゃ、家の中が、めちゃくちゃ･･･。

数々のイタズラ（？）には、クーちゃんなりの理由があるようです。
クーちゃんの言い訳の数々、娘は笑いながら聞いてました。
これって、こども達の日常と重なります。
大人から見ると、頭から湯気がでそうな惨状。
でも、こどもなりに、ちゃんとした事情があってのこと。

クーちゃんがこども達の気持ちを代弁してくれます。
そして、可愛らしいクーちゃんが、しおらしく言うもんだから、大人だって許さざるを得なくなる。
ズルイなぁ･･･（笑）。

お留守番の間に、散々、赤ちゃんのような失敗をして、いたずらしてしまいますが、飼い主の男の子がくると留守番のご褒美をもらえます。

こんなにいたずらしたのに「留守番できてえらいね、ご褒美だよ」だと、教育上、子供には良くない気がしますが、とりあえず、ペットという家族がいることで心はあたたまるほっこり系絵本でした。犬のクーのいたずら、ティッシュを抜いたり、物を散らかしたり、人間の赤ちゃんみたいなのはちょっと笑えます。

主人の実家でダックスを飼っていました。
このあいだ18歳で天寿を全うしました。
その子を思い出してちょっとうるっとしましたが、
表紙の愛くるしさに手に取りました。
ダックスちゃんのほほえましいいたずら…。
1歳の次女といっしょに読みましたが、
自分がいたずらしているような気持ちになるのか、
にやにやして見ていました。
読み終わったら家の愛犬（ダックスではありません）の
ところにいってぎゅーっと抱きついていました。
犬は迷惑そうでしたが。
犬をかわいがろうという心が芽生えてきた今の時期に
ちょうどよい絵本だったと思います。
しかし、こんないたずらされたらちょっと困るけど…（汗）