たしかにカタツムリと比べると人気のない、むしろ嫌われているナメクジ。たしかに私もどっちかっていうと、カタツムリのほうがいいです。表紙も塩をかけられて泣いてるナメクジの絵だし、書いてある内容も、はじめはかわいそうなナメクジの話で、ナメクジに同情してきました。
けれど、ナメクジは長い年月をかけて殻を小さくする進化を続けてきて現在の姿になったチャレンジャーでした。
カタツムリの殻をとったらナメクジになるのかな?とか、子どもの持ちそうな素朴な疑問にも答えてくれてあるし、絵もかわいらしいし、子どもと読むのにぴったりの自然科学絵本でした。