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みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさん」 ママの声

みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさん 作・絵:エルサ・ベスコフ
訳:ひしき あきらこ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:2001年9月30日
ISBN:9784834017533
評価スコア 4.4
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みんなの声 総数 9
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  • なんとも魅力的なおばさん達(あおおじさんもね)

    • ランタナさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子8歳、男の子6歳

    一緒に暮らす3人のおばさん達は、着ている服の色で呼ばれていますが、
    その個性も、みどりおばさんは庭仕事、ちゃいろおばさんはお菓子作り、むらさきおばさんは刺繍が得意、と色のイメージ通り。
    外国のお話では、名前の印象がつきにくいことがありますが、
    このお話では呼び名ですぐイメージがわき、お話にも入っていきやすかったです。

    おばさん達の関係の説明がないのですが、
    私は昔からの友人が一緒に暮らしているのかなぁ、と感じました。
    お向かいに住むあおおじさんも含めて、
    それぞれの領分を尊重し、でも暖かなつながりを感じる関係性が素敵。
    大人が「主人公の子どものお父さん・お母さん」ではなく、
    個人として、こんな風に魅力的に描かれている子ども向けの物語ってなかなかないのではないかしら。

    迷子の飼い犬をめぐる騒動は、おばさん達をみなしごの兄妹と惹き合わせてくれて・・・。
    派手さはないけれど、ハラハラして、ホッとさせてくれるお話に引き込まれました。
    息子達もいい顔して聞いていて、その後リクエストされ「3人のおばさん」シリーズを読破しました。

    なかなかの文章量ですが、ひしきあきらこさんの訳は気持ちよく読め、長さが全く苦になりません。
    私自身、黙読していたときよりずっと面白く感じました。
    シリーズ1冊目は、やはりこの絵本からがおすすめです!

    投稿日:2012/01/14

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    2
  • レディ

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子4歳

    よく本で紹介されていたので図書館で借りて読みました。

    むらさきおばさんが川で足が濡れただけでもう動けなくなり、
    帰りに子どもたちに支えられて橋を渡っている姿に、
    息子は「え〜」と不平をこぼしていましたが、
    レディの存在が近くにない息子には
    (母はたくましいので(笑))
    こんな姿がおかしく見えたんでしょうね。

    ペッテルとロッタも幸せになり、
    お話もおもしろく、
    ちょっとシリーズを読んでみたくなりました。

    投稿日:2019/09/08

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  • 小学生にもおすすめの絵本。

    我が家が住む街の図書館で,こちらの絵本は「小学3,4年生におすすめの本」として紹介されていました。
    絵本といっても文字数も多いので,小学生の読書にもぴったりな1冊に思います。
    シリーズであるので,3人のおばさん達が気に入ったら他の本も読めるのもまたいいですね!

    投稿日:2018/11/01

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  • 男の子にもお勧め

    • さみはさみさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳、男の子1歳

    5歳の長男に読みました。ベスコフの絵本は何となく女の子向きのような印象で、冒険ものなどが好きな息子は好まないのではないかと思っていました。

    でも読んでみたら、意外とドキドキ、ハラハラする内容でした。みなしごの兄妹と三人のおばさん、そしてあおおじさんという人間関係の組み合わせもとても魅力的です。一人一人の人柄がよく描かれていて、読み応えがあります。

    長いお話ですが、息子はすっかり気に入ってシリーズ全てを読破しました。やはり最初はこの巻から読んだほうが分かりやすいです。

    投稿日:2013/12/05

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  • どのおばさんが好き?

     久しぶりに読んだベスコフの絵本。
    最近では、一人で童話を読むことが多くなった娘ですが、ベスコフの作品はやっぱりおもしろいらしく、二夜続けて、「これ、読んで」と持ってきました。

     始まりのおばさんたちの紹介部分から、もうすっかり物語に魅了された様子で、みどりおばさんが緑の服、ちゃいろおばさんが茶色の服、むらさきおばさんが紫の服を着ているのが、どれほど当たり前のことかという説明には、感心しきって笑っていました。
    そうですよね、「きいろいリンドウやあおいタンポポ」を見たら、みんなびっくり仰天してしまいますものね。

     そして、それぞれのおばさんの容姿や表情、性格なども観察しながら、
    「ママは、どのおばさんが好き?」と、興味深げに聞いてきました。
    「ちゃいろおばさんかな?」
    娘は、ちゃいろおばさんも優しそうだけれど、1番好きなのは、むらさきおばさんなのだそうです。
    「だって、とっても上品だから。」 
    そうだね。 
    「それに、きれいで、刺繍も上手だよね。」と、話は弾みます。

     おばさんたちがかわいがっている犬のプリックが、怪しげな男に連れ去られてしまう場面にも、ハラハラ、ドキドキ。
    でも、みなしごのペッテルとロッタのお陰で、無事救出することができ、最後は、それはそれはすてきなハッピーエンドに! 

     娘は、プリックのカラフルなリボンだけでなく、ペッテルとロッタの服の色にも即座に気づき、おばさんたちと同じくらいうれしそうな笑みを浮かべていました。

    投稿日:2012/02/06

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  • ペッテルとロッタと3人のおばさんの出会い

    先に「ペッテルとロッタのぼうけん」を読んでしまったので、ふたりと3人のおばさんの関係がとても気になっていたのですが、シリーズの最初のおはなしであるこの本を読んで納得できました。
    いつも緑の服ばかり着ているみどりおばさん、茶色い服を着ているちゃいろおばさん、紫の服を着ているむらさきおばさん。それぞれに得意なことがあり、きびしくも温かい、魅力的な人たちです。
    このシリーズは、長女が幼稚園の年中の頃大好きになって、5冊すべて読破しました。どのおはなしも、とっても楽しく、そして心温まります。しっとりとした絵も素敵で、大人も十分楽しめますよ。

    投稿日:2011/12/26

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  • 3人のおばさんの関係は?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    実は、この「3人のおばさんシリーズ」を読んで、はじめて、ベスコフの絵本の素晴らしさを認識した私です。

    それまでは、森生き物(妖精)の話やこびとの話が多かったベスコフの邦訳ですが、わりと最近になって邦訳されたこの「3人のおばさんシリーズ」は、私は密かにベスコフの真骨頂ではないかと思っています。

    前回、先に「あおおじさんのあたらしいボート」を読んでしまって、
    登場人物たちの事実関係が今いち分らなかったのですが、
    第1話の本書で、やっとつかみました。(これでスッキリです)
    ペッテルとロッタは、こうやって3人のおばさんたちの所にやってきたのですね。

    おばさんたちやあおおじさんとの関係も分かりましたが、3人のおばさんは気の合うホームシェア仲間なのか、実の姉妹なのかまでは描かれていません。だんだん分かってくるのかな〜(ワクワクです)。

    1ページ1ページの絵がとても丁寧で、美しく描かれているので、字が読めないお子さんでも、絵で物語を描けるんじゃないかと思います。
    出来たら小さなお子さんには読んであげたいですが…。
    他の作品に比べると大人がたくさん出てくるので、あまり小さいお子さんだと、共感できる部分が少ないかもしれません。
    幼稚園の年長さんから小学校くらいまでのお子さんにお薦めします。

    投稿日:2010/02/04

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  • 嬉しくて、幸せで泣ける絵本

    • バオバブさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子10歳、男の子8歳、女の子6歳、女の子1歳

     ペッテルとロッタが3にんのおばさんと一緒に暮らすようになったわけがかかれているお話です。このお話もほかの3人のおばさんシリーズと同様にとんでもない展開続きの上、無事にハッピーエンドになります。娘は
    「むらさきおばさんがかわいい」
    といいます。おばさんにかわいい??とは如何に?単純に見た目が3人の中で一番かわいいというだけのものでした。
     私はとんでもない展開の中にペッテルとロッタとおばさんたちをつなぐ偶然?というよりも運命がベスコフによって仕組まれているのがすごいと思います。「あ〜、よかった。」と、じわっと嬉しさや幸せをかみしめて泣かせるテクニックに脱帽です。

    投稿日:2009/03/02

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