「カステラ、カステラ！」 ママの声

小学校の修学旅行で長崎に行き、
カステラを買ったのを覚えています。

カステラがポルトガルのお菓子だったのは知っていましたが、
こんな経緯だったとは知りませんでした。

文字が多くて、ちょっと大変なのですが、
絵も素敵で、話も面白いので
息子よりも読んでいる私の方が夢中になって読みました。

当時、カステラを作るのは材料集めから、
機械まで本当に大変だったのですね。

読んでいたら、あの甘いカステラが食べたくなってきました。

最近、小学校2年生の娘に「たくさんのふしぎ」を買い与えています。
毎月というより興味引かれる号だけなのですが、すごく面白く勉強になりますね！
傑作集があるということで調べていったら、「カステラ」！
親の私は高校の修学旅行が長崎でお土産にはもちろんカステラを買いました（笑）。
そして我が娘は、カステラをおやつによく食べたり（笑）。
異国から来た身近なお菓子のことについて知るのもいいですね！
イラストも何ともよい味わいで素敵！！

たくさんのふしぎシリーズは、いろんなことを知ることが
できていいなあと、最近のお気に入りだったりします。
この絵本は、そのたくさんのふしぎシリーズからハードカバーに
なった絵本。人気だったのかな？

すごくいいタイミングでこの絵本と出会うことができました。
なんと、長崎旅行から帰ってきて！本屋さんの児童書のコーナーを
眺めていたら発見（田舎の本屋さんなので、あんまり種類もない
のですよ。それなのに！）。
娘に読んで聞かせるには、少々長く、難しくもあったのですが
それでも、ポルトガルからカステラがやってきたことや、その時代
の空気感みたいなものがなんとなくでも伝わったかな？と思って
います。挿絵の雰囲気もエキゾチックと言いますか、いろいろな
国の文化が混ざり合った長崎の雰囲気に似合っていると思います。

　シンプルなかたちだけど、とてもおいしいカステラ。表紙を見ただけで、ワクワクしました、、、。けれど、おいしいお話だけではありません。カステラの歴史が、くわしく楽しく描かれています。
　和洋折衷の模様が細かく描かれた絵に、見入ってしまいました。

　４００年も前の日本で、はじめてカステラを食べたひとは、どんなにびっくりしたでしょう。日本製のオーブンもくふうされているなと思いました。
　
　カステラをいただきながら、じっくり読みたい絵本でした。