新刊
きみとぼく

きみとぼく(文溪堂)

谷口智則さん最新刊 全然違う「きみ」と「ぼく」の物語

ぎふちょう」 ママの声

ぎふちょう 作・絵:舘野 鴻
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:2013年06月12日
ISBN:9784034370605
評価スコア 4.6
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  • 競わず戦わず、気配を消して

    ギフチョウの一生を描いた作品です。
    作者があとがきで書いていますが、
    競わず戦わず、気配を消して1年の寿命の大半を蛹で過ごすのです。
    卵の時から、生存競争の中で次々と姿を消す兄弟。
    もちろん、森の生き物たちも食べ、食べられ、の世界。
    それらがしっかりと描きこまれています。
    独特のアングルが、臨場感たっぷりです。
    だからこそ、羽化はとても美しいです。
    小学生から、森の中の命の営みを体感してほしいです。

    投稿日:2021/03/15

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  • リアルで繊細なタッチに感激です!

    • てんぐざるさん
    • 50代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子24歳、女の子19歳

    美しい色彩でした。
    昆虫や周囲の植物がとてもリアルに感じられました。
    顔をくっつけてじっと見ると、その一つ一つが細かいタッチだと分かるのですが、少し離れて見るとまるで写真ではないかと思えました。

    真珠色の10個の卵が自然界の中で淘汰されて、最後に羽化して「ぎふちょう」(成虫)になれたのは、この物語の中では3匹だけだったようです。
    ほんとにすごいドラマを見せてもらった感じです。
    昆虫好きの人だけでなく、自然の風景がお好きな方にもお薦めです。

    投稿日:2019/08/06

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  • 厳しい自然の姿

    同じ作者さんの作品『しでむし』に感動したので、こちらも読みたいと思いました。
    ちょうがさなぎになる様子を、緻密な絵で、淡々と描いているのですが、その淡々とした感じが、余計に厳しい自然界の姿を際立たせる感じがします。
    あたかもそこにいるような不思議な感覚になれ、貴重な体験をしている感じがします。

    投稿日:2019/01/01

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  • ひとつのことから

    この本は、ギフチョウが卵から成虫になるまでを描いています。

    厳しい自然界ですから、卵として産まれた瞬間から、何度も天敵に襲われそうになります。
    でも、襲ってくる天敵にも、更に天敵がいて、食物連鎖を形成しているということ。
    たくさんの命と、食物連鎖。
    自然界は、やっぱりサバイバルだなって思いました。

    著者さんは、ギフチョウの観察を通して、たくさんの生き物の存在を感じ、林全体がまるで生き物のように感じたそうです。
    ギフチョウをきっかけにして、視界がどんどん広っていくのが、とても面白かったです。

    投稿日:2016/01/28

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