スズキコージの絵が目を惹いたのと、グリム童話でも読んだことがない話だったので、興味を持ちました。
戦争が終わった人の兵士が、出あった5人と一緒に世界を歩くお話です。5人というのが特色があり、息子と顔を見合わせて笑ったのは、片方の鼻の穴から、すごい威力の鼻息を出す男です。何でも凍らせてしまう「こおらせおとこ」なんて言うのもいます。
ある国で、王女様と足の速さを競うのですが、それぞれの特色を活かして勝ってしまいます。
グリムといえば、「赤ずきんちゃん」などですが、こんなおかしな話もあったのですね。スズキコージの無国籍風の個性的な絵がユニークです。おもしろがりながら、物語に引き込まれました。
不思議な特技を持つ人間は昔からいたのでしょうか?一度読んだらきっと記憶に残るのではないかと思いました。