山田博之さんの絵がものすごく良かったです。おはなしのインドの土地や神様のイメージと合ってました。
読み終えて改めて表紙の絵を見ると、
何だ、この物語のすべてがここに描かれてるじゃない。と思ってしまったのは、私だけでしょうか?
作者がこのお話を聞いたのは、ガンジス川河口の島・ガサガルというところの食堂の店主からだそうです。
で、詳しく知りたくて古代インドの叙事詩経典【マハーバーラタ】【ラーマーヤナ】に載っていた原典を調べたそうです。
ギリシア神話も日本の建国神話もそうですが、
昔話や伝説を超え『神話』の域の物語は、どこの国のを聞いても想像の域を超えたものすごいドラマになっていますね。
それがまたありえなさ過ぎて面白いんですけど。
インドに興味のある人、伝説や神話に興味のある人には特にお薦めです。
これを読むと、さすが『ガンジス川』!!すごいわ〜と、思います。