東日本大震災の被害にあった地域に行って撮った写真が
鮮やかにたくさん載っています。
わたしも宮城に実家があるため、
なんとも心が押されるような気持ちでページをめくりました。
昔、空と海が田舎町を見守ってくれているような気持ちでいました。
でも海はひどいことになりました。
この絵本をよんで「空がまだあった」という気持ちになりました。
辛いこと悲しいことがあると下を向きたくなります。
そんな時、「ほら、お空を見てごらん」と優しく思い出させてくれる絵本だなと感じました。空はどこまでも続いていて、
なくなることなくいつも上に広がっています。
空を見上げて深呼吸をすると
重さが空に吸い込まれていき心が軽くなるような気持ちになります。
子供たちに「ほら、」と空を見上げさせてくれる絵本ですね。