ボランティア仲間から「面白い」と聞いて探してきました。
“しあわせなワニくん”シリーズの1冊目(たぶん、今のところ2巻しか出ていないと思います)です。
絵ははたこうしろうさんで、ちょっと間抜けな好青年の一途なワニくんがすごく素敵に描かれていました。
中でも気に入ったシーンは、作中の文章には
「そうだ。ねずみくんにきいてみよう。」
ワニくんは、いつもこまったとき、そうだんにのってくれる、友だちのネズミくんにでんわをかけることにしました。
と、しか描かれていないのに、慌てて階段を上るワニくんは踊り場で足をぶつけたらしく、1回うめいて痛がっている様子が描かれているところです。
神沢さんからの指示があったのでしょうか?それにしても、このワニくんの性格がよく出ているなぁと、感心しました。
ただこのお話はラブ・ストーリーだし、言葉も絵も描写が細かい部分があるので、大勢に聞かせる読み聞かせには向いていないような気がしました。