読み終えて、実話かしら・・と思い、
見返しなどを読んでみました。
この本は
おかしくて楽しいファンタジーな絵本とは対照的な
現実を舞台にした「生活童話」というジャンルの本になるのだそうです。
おかあさん、おばあちゃんそしてさきちゃんという女の子の3人家族の話。
お母さんはタクシーの運転手さんです。
いつもいそがしいお母さんだけれど
さきちゃんの誕生日には早く帰る約束をしていました。
でも・・・
仕事を持っていると、どうしても仕事優先にならざる場面はあります。
ましてや、突発的な出来事に遭遇してしまうとなおさら・・・。
今はめずらしくもない母子家庭の日常が
温かく描かれています。
いつもは勇ましい感じのお母さんが
休日に、お母さんらしくエプロンをつけているラストページが印象的です。