タイトルに惹かれ、手に取りました。
一年前にバイク事故で父を亡くした小学六年生のユウタ。
父と夏によくカブトムシやクワガタを取りに行った思い出の地へ、バスに乗って一人で出かける事に。
向かう途中で出会ったおかしな老人、ダムに沈んだ村、突然の暴風雨、ぬかるみに足を取られ強打した頭、そして目の前には沈んだはずの村が・・・
タイムスリップです。
ひょんなことから一ヶ月だけダムに沈む直前の村で過ごすことになりました。
実際、子どもと一緒に夏休みを過ごしていますが、休みだと言うのにやれ学校、やれ宿題、やれ習い事と、気がつくと結構忙しい子どもの夏休み。
でもスリップした先では朝早く起き、カブトムシ採集、お昼はそうめんすすって午後は近くの川で水遊び。
そうでした、私の過ごした夏休みはこうでした。
そこで出会った素敵な友達、優しい心、壮大な自然、尊い命と虹色に輝く蛍。
あまり書くとネタバレになるので書けませんが、生きると言う事は、生き続けるという事はどういうことなのか、考えさせられ、泣けました。
既にアニメ映画になっているそうで、そちらも見たくなりました。