主人公のこうくんは、家の庭に雪だるまを作りました。
その雪だるまが小さかったので、お兄ちゃんに、
「すぐに とけて きえちゃうな」
と、言われてしまいました。
それを聞いたこうくんは、心配で夜になってもなかなか眠れず、雪だるまを見ていました。
すると、小さな雪だるまに手足が生えて、歩き出したのです。
こうくんが追いかけていくと、雪のバスがやってきました。
こうくんは、小さな雪だるまと一緒に、バスに乗り込みました。
ついた先は、雪町1丁目。
全てが雪や氷でできた、雪だるまの町です。
ページいっぱいに広がる雪の世界は、白くて広くて、活気にあふれています。
なにもかもが冷たいこの町を、こうくんは楽しみます。
最後に小さな雪だるまとあることをするのですが、それがお兄ちゃんの言葉とつながっていて、おもしろいと思いました。
小学校低学年までのお子さんに、合いそうです。