どーしたどーした、となんでも首をつっこんでくるゼンくん。
我が家にもいます。誰かがなにか驚いたり話したりしていると
「どーした?なになに?」と言ってくるちびっこがひとり。
「あんたに関係ないから」と言っても「どーしたどーした」と(笑)。
でも、こういやってどーしたどーしたと首をつっこむことは
大事なことなのかもしれません。絵本を読んでいてそう思いました。
ちょっと気になることでも「まいっか」とヒトは見過ごしがちで。
そういうところから、悲しいことがうまれていってしまうのかも
しれないから。
天童さんの文だから、そういった類いの重い話だったりするのかな?
と予想はつきましたが、ほんとに思った通り。荒井さんの挿絵で
その重さがほんの少し軽やかになってよかったです(軽やかになって
も、十分伝わってくるから)。