表紙を見て綺麗だったので読んでみました。
作者名がなければ、日本の作品だと思ってしまう人も多いことと思います。
原題は「Mother’s Mother’s Day」
おかあさん どーこという邦訳は、言い得て妙と言ったところです。
お話は、のねずみのヘーゼルが、特別な日なのでおかあさんを尋ねるシーンから始まりますが、おかあさんはいません。
おかあさんはと言えば、おばあさんを尋ねていたのです。
その展開が、ひいひいひいおばあさんまで続くのですが、途中猫が登場したりと、テンポ良く話は進みます。
最後に特別な日の意味分かるというのも洒落ていて、ストーリーも充分楽しめるものとなっています。
それでも、この絵本の魅力は、精緻な絵であって、誰しもが惹きつけられること間違いないと思います。
いわむら かずおさんを彷彿させる絵風は、日本でも受け容れられることでしょう。